その他諸研究会バックナンバー

2010年度までの開催の記録

 

トップページに戻る

     
◇Claude Markovits教授によるセミナーのご案内

    Claude Markovits教授によるセミナーのご案内

  • [日時]:2011年2月1日(火)17:00-18:30
  • [場所]:慶應義塾大学三田キャンパス東館6階G-Sec Lab来往舎2階小会議室
  • [講師]:Claude Markovits教授(フランス国立社会科学高等研究院 インド・南アジア研究センター長)
  • [演題]:Indigenous Business in the Transition to a Colonial Economy: Some General Reflections
  • [Markovits教授主著]:
    • *Indian business and nationalist politics, 1931-1939 : the indigenous capitalist class and the rise of the Congress Party* (Cambridge, 1985).
    • *The global world of Indian merchants, 1750-1947 : traders of Sind from Bukhara to Panama* (Cambridge, 2000).
    • *Merchants, traders, entrepreneurs : Indian business in the colonial period *(Basigstone, 2008)
  • なお、18:30よりレセプションがあります。レセプションに参加をご希望の方は、kanda [at] keio.jp http://keio.ac.jp(神田)までご連絡いただければ幸いです。
◇「15〜17世紀における絵入り本の世界的比較研究の基盤形成」

慶應義塾大学戦略的研究基盤形成支援事業
「15〜17世紀における絵入り本の世界的比較研究の基盤形成」

講演会「マテオ・リッチ没後四百周年記念とキリスト教史研究」

  • [日時]:2011年1月25日(火)14時-17時
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)北館ホール
  • [講演@]:
    • 呉小新(サンフランシスコ大学リッチ研究所所長)
    • 「リッチ研究所と中国キリスト教史研究」(英語・日本語配布)
  • [講演A]:
    • アントニ・ウセレル(オックスフォード大学・イエズス会歴史研究所)
    • 「大航海時代のアジアとアメリカ大陸における宣教師の印刷事業」(日本語)
  • 開会挨拶 石川 透(慶應義塾大学文学部教授)
  • 司会進行 浅見雅一(慶應義塾大学文学部教授)
  • *入場無料
  • 問い合わせ
    • 慶應義塾大学文学部 浅見雅一
    • 電話 03−3543−4511(代表)

◇第40回台湾ヤミ/タオ文化研究フォーラム(FYCS)定例研究会

    第40回台湾ヤミ/タオ文化研究フォーラム(FYCS)定例研究会内

  • [日時]:2011年1月8日(土)午後2時:00〜6:00
  • [場所]:東横線日吉駅 慶應義塾大学日吉校舎来往舎2階小会議室
  • 発表者:関口浩(早稲田大学講師)
  • 標題:『蕃族調査報告書』の成立とその読者たち
  • 発表者は下記の如く関口浩氏です。氏は、本来、ドイツ現代哲学の専攻で、「日本語版・ハイデッガー全集」の編集を担当されています。しかし、氏の関心はハイデッガーのみにとどまらず、日本の古代研究全般、あるいは柳田学・折口学にまで及んでおり、殊に、昨年10月『成蹊大学一般研究報告第43巻第四分冊』に発表された「折口信夫と台湾原住民研究」は関係領域の研究者たちに大きな波紋を投じました。今回のご発表もその論文の延長上にある話になるであろうと期待しています。
  • 発表要旨:『蕃族調査報告書』と『番族慣習調査報告書』――これらは大正期に台湾総督府から刊行された台湾原住諸民族に関する膨大な調査報告書である。今日も研究者に参照される優れた報告書であるが、これらがいかにして成ったかという点については不明な点が少なくない。本発表は、まず第一に、これらの報告書の企画がどのような考えにもとづいてなされたのか、この企画に関わったのはどのような人々であったか、そしてさらに、この調査を実行した調査員たちはどのような人々であったか、調査の実際はどのようなものであったかということ等々について詳らかにしたい。 つぎに、これらの調査報告書と日本民俗学――柳田國男と折口信夫――との関わりについて検討したい。柳田と折口とはこれらの報告書を刊行と同時に熟読し、非常に高く評価している。最初の読者とも言うべき彼らの思索にとって、これらの報告書はいかなる意義があったのかという点について考察してみたいと思う。
  • 参考文献
    • 関口浩「折口信夫と台湾原住民研究」『成蹊大学一般研究報告第43巻第四分冊』(2009年10月)
    • 安藤礼二『神々の闘争 折口信夫論』講談社(2004年12月)
    • 村井紀 『南島イデオロギーの発生 柳田国男と植民地主義』岩波現代文庫(2004年)など
  • 初めて参加される方は、資料用意の都合上、下記皆川アドレスまで「参加の旨」、メールをいただければ幸いです。

            皆川隆一(si-magaga)

◇国際シンポジウム「絵入り占本の国際的比較研究」のお知らせ

    

  • 慶應義塾大学国際シンポジウム「絵入り占本の国際的比較研究」
    • 日時:2010年12月18日(土)13時から
    • 場所:慶應義塾大学(三田)北館ホール
  • 基調講演(13:05-14:05)
    • 「中世アラビア語・ラテン語科学文献における挿絵と図表」
    • チャールズ・バーネット(ロンドン大学ウォ−バーグ研究所教授)
    • ※英語講演・日本語翻訳付
  • シンポジウム
    • 「道具と知識源としての書物ー日本近世日初期の占い書における『絵』と『図』を手がかりに」
    • マティアス・ハイエク(パリ第七大学准教授)
    • 「中・日の文献との比較による、国立中央図書館蔵『唐四柱』の分析」
    • 金時徳(高麗大学日本研究センター研究教授)
    • 「『羊飼いの暦』と占星術ー中世後期における暦と人生設計ー」
    • 松田隆美(慶應義塾大学文学部教授)
    • 「中世アラビア語写本の挿絵についてー天文学・占星術・魔術ー」
    • 山本啓二(京都産業大学文化学部教授)
  • 問い合わせ先
◇慶應義塾大学言語文化研究所 公開シンポジウムの開催

    慶應義塾大学言語文化研究所 公開シンポジウムの開催

  • 日時:2010年11月27日(土)13:30〜17:00
  • 会場:慶應義塾大学三田キャンパス 東館6階G-SEC Lab
  • http://www.keio.ac.jp/access.html
  • 入場無料、予約不要(直接会場にお越しください)
  • テーマ  「地中海世界の旅人たち――中世から近世へ」
        ヨーロッパ史とイスラーム史の研究者たちが集い、中世から近世にかけての時代を中心に、環地中海世界とその外延地域を旅し、越境した多様な人びとの活動と精神について、具体的な事例を重視しながら多面的に考えます。
  • 講演1 「中近世地中海地域のムスリムの旅人たち」
        湯川  武(早稲田大学イスラーム地域研究機構教授/慶應義塾大学名誉教授)
  • 講演2 「中近世スペインの旅人たち:キリスト教徒、ユダヤ教徒、モリスコを例として」
        関  哲行(流通経済大学社会学部教授)
  • コメント
    • 三沢 伸生(東洋大学社会学部准教授/オスマン帝国史)
    • 小澤  実(名古屋大学グローバルCOE研究員/北欧史)
    • 佐藤 健太郎(早稲田大学イスラーム地域研究機構准教授/マグリブ・アンダルス史)
    • 神崎 忠昭(本塾大学文学部教授/西洋教会史)
  • 司会   長谷部 史彦(本塾大学文学部教授/アラブ史)

◇慶應義塾大学言語文化研究所 イスラームセミナーの開催

    慶應義塾大学言語文化研究所 イスラームセミナーの開催

  • 日時:2010年11月26日(金)16時45分開始 18時15分終了予定(開場15分前)
  • 会場:慶應義塾大学三田キャンパス 東館6階G-SEC Lab
  • http://www.keio.ac.jp/access.html
  • 入場無料、予約不要(直接会場にお越しください)
  • <講師>塩尻和子(筑波大学 副学長)
  • <演題>「イスラームとユダヤ教・キリスト教との共存は可能か?」
  • <会場>慶應義塾大学三田キャンパス 第一校舎2階122教室
  • <参加費>無料
  • <申込み>事前申込不要。ただし、当日、満員になり次第、受付を終了いたします。
  • http://www.icl.keio.ac.jp

◇慶應義塾大学言語文化研究所2010年度公開講座のご案内

    慶應義塾大学言語文化研究所2010年度公開講座

  • [テーマ]:「天・神々・祖先:中国人の思想と信仰」
  • 中国思想・文化研究の近年の新たな展開を取り上げます。祭祀・信仰に焦点を当てて、儒教の祭祀、道教の神々の変容、儒教と西洋思想、儒教と風水という独自の切り口で気鋭の研究者にお話しいただきます。広く中国の思想・文化に関心を持つ方々の参加をお待しております。

  • [日時]:2010年10月16日(土)午後2時〜午後5時
    • [場所]:慶應義塾大学三田キャンパス北館ホール
    • [講師]:小島毅(東京大学大学院准教授)
    • [演題]:淫祠をいかに駆除するか―儒教のパンテオンとそれを護持する努力について
    • 儒教は単なる倫理道徳ではない。神々への祭祀をともなった「教」であった。最高神である天の「上帝」を頂点とする、祀られるべき神々の序列が教義上整備され、人間社会の皇帝と官僚機構がそれを管理し、つかさどった。しかし、実際に民間社会で祀られている神々とのあいだには緊張関係があり、本来祀られるべきでないと儒教側が判断するものは淫祠として排除された。この両者の緊張関係の構造について、宋代の事例をとりあげてお話し、日本で一般にもたれているであろう「儒教は宗教ではない」とする印象を訂正したい。
    • [講師]:二階堂善弘(関西大学文学部教授)
    • [演題]:中国の様々な神と信仰―明清期の発展を中心に
    • 日本人にとってなじみのない道教という宗教について理解を深める。日本では道教と民間信仰の区別が曖昧であり、また仏教も日本と大きく異なる部分があることが知られていない。特に神々の信仰を中心に、道教と中国の仏教の特色について述べる
  • [日時]:2010年10月23日(土)午後2時〜午後5時
    • [場所]:慶應義塾大学三田キャンパス北館ホール
    • [講師]:井川義次(筑波大学大学院教授)
    • [演題]:宋元明の鬼神論と祭祀、ならびにそれの欧語訳を通じたヨーロッパ知識人への影響
    • 中国の宋代から明代にかけて、儒教においては人間の精神作用ならびにその死後の有り様についてさまざまな議論が展開された。ことに人間の霊の内実に関する「鬼神」論には思考類型として可能な限りの多彩なヴァリエーションが存在していた。そのうちには朱子を代表とする理気二元論説からの「気」の運動・屈伸説や、生者に影響を与える霊的実体としてとらえるもの、あるいは宇宙論的鬼神論など多様であった。こうした鬼神論議が盛行した明・清代に中国を訪れたイエズス会宣教師たちは、中国人信者とヨーロッパ人に向けて、中国の代表的思想たる儒教がキリスト教と抵触しないことを説明すべく努力した。彼らは四書五経等の中国古典の鬼神説を、有力な注釈に依存しつつ、キリスト教的霊魂観と対応するものと「論証」しようとしてきた。本講演ではその間の実情を、宣教師らによる儒教経典の訳文と、それに対応する漢文文献を照らし合わせて解読することを試みたい。
    • [講師]:水口拓寿(東京大学大学院助教)
    • [演題]:風水思想の発見・批判・改造――宋学は風水に何を求めたか
    • 朱熹の語録『朱子語類』に、風水の見地から古都の地勢を評した発言が見えるが、彼を初めとする宋学の論客たちは、風水思想を必ずしも全否定しなかった一方、それを無批判に支持することもなかった。彼らは風水思想のどんな要素に価値を認め、どんな要素を拒絶したのか。そして風水思想をどう改造して、「正しい儒教文化」の中に組み込もうとしたのか。彼らの試行錯誤の軌跡を追いかけながら、儒教と風水の意外な関係史をお話しする。
  • 司会 嶋尾稔(本塾言語文化研究所教授)
  • 受講料:無料
  • 申 込:不要(直接会場にお越しください)
        学生だけでなく一般の方の受講も歓迎しております。受講料無料・申し込みは不要ですので興味がある方はぜひお越しください。みなさまのご参加をお待ち申し上げます。

◇巡礼記研究会・第7回研究集会のご案内

    巡礼記研究会・第7回研究集会のご案内

  • [日時]:2010年10月9日(土)午後1時〜午後5時30分
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)第1校舎3階131-D教室
  • [研究発表]:
    • 中本真人(日本学術振興会特別研究員)
          「石清水御幸の声技」
    • 佐谷眞木人(恵泉女学園大学)
          「西国三十三所御詠歌をめぐって」
    • 岩松研吉郎(慶應義塾大学名誉教授)
          「当麻寺縁起説と役行者」
  • [講演]:
    • 三角洋一(東京大学) 「法成寺巡礼――十斎日の地獄絵を起点として――」
  • *当日は『巡礼記研究』第7集をお配りする予定
  • [巡礼記研究会事務局(代表・大橋直義)]:
    • 169-8050 新宿区西早稲田 1-6-1 早稲田大学高等研究所 藤巻和宏研究室内
    • 03-5286-2119
    • mail jyunraiki★ac.auone-net.jp(大橋。★を@に変換してください)

◇第9回プラトン・シンポジウム 市民公開講座のお知らせ

第9回プラトン・シンポジウム 市民公開講座
プラトン哲学の現代的意義 〜『ポリテイア』(国家篇)を中心に〜

    プラトン哲学、とりわけ『ポリテイア』(国家篇)が今日の日本においてもつ意義について、第9回プラトン・シンポジウムの議論を踏まえて、紹介・検討を行い、一般の皆さまにもわかりやすくお話しします。また、皆さまからの質問を踏まえ総合討論も行います。

  • [日時]:2010年8月7日(土)14:00〜18:00
  • [場所]:慶應義塾大学三田キャンパス西校舎ホール
  • 日本語によるシンポジウム形式
    ☆英語での発表・質問などには、必要に応じて翻訳・通訳があります
  • 提題者紹介(順不同)
    • Livio Rossetti(University of Perugia, Italy/国際プラトン学会元会長)
    • Luc Brisson(CNRS, France/国際プラトン学会副会長)
    • 岩田靖夫(東北大学名誉教授)
    • 加藤信朗(首都大学東京名誉教授)
    • 佐々木毅(学習院大学教授)
    • 納富信留(慶應義塾大学教授)
  • 司会
    • 三嶋輝夫(青山学院大学教授)
  • 詳細等は以下URLよりご確認ください。
    http://www.carls.keio.ac.jp/2010/07/-201087.html

◇三田社会学会 2010度大会のお知らせ

三田社会学会 2010度大会プログラム

  • [日時]:2010年7月10日(土) 13:00〜17:30
  • [会場]:慶應義塾大学三田キャンパス 第一校舎111教室 (控え室109教室)
  • [受付]:12:00より(学会員の大会参加費は無料。受付にて本年度会費を申し受けます)
  • [参加費]:一般1000円、院生500円
  • [総会]:13:00〜13:15
  • [自由報告]:13:15〜14:15
    • 司会:渡辺秀樹(慶應義塾大学)(発表20分、質疑応答10分)
    • 1.新嶋良恵(慶應義塾大学社会学研究科修士課程2年)
          「モデル・マイノリティに対する『逆差別』現象をめぐるメディア報道に関する一考察」
    • 2.潤間嘉壽美 (法政大学大学院社会学研究科修士課程1年)
          「近代主婦形成期におけるジェンダー・コンフリクトと母性 −『主婦之友』身上相談の検討から−」
  • [休憩]:14:15〜14:30
  • [シンポジウム]:「都市の公共性」 14:30〜17:30
    • 司会:熊田俊郎(駿河台大学) (報告40分・コメント15分・質疑応答30分)
    • 1.田中重好(名古屋大学)
          「共同性から公共性へ」
    • 2.西山志保(立教大学)
          「イギリスのガバナンス型まちづくりと市民セクターの役割変化−社会的企業の台頭と公共性の再編−」
    • 3.吉原直樹(東北大学)
          「『市民』であることのむずかしさ−『弱い敵』との共存を拒否するアジェグ・バリの現場から−」
    • コメンテーター:
      • 黒田由彦(名古屋大学)
      • 大矢根淳(専修大学)
       
  • http://www.mita-sociology.jp
  • [お問合せ先]:慶應義塾大学文学部岡田研究室 email:

◇FYCS研究会(台湾ヤミ/タオ族文化研究フォーラム)<第39回研究会案内>
  • [日時]:2010年6月26日(土)午後2:00ー6:00
  • [場所]:慶應義塾大学日吉校舎・独立館(第4校舎)地下1階DB108号室
  • [発表者]:湯浅浩史(東京農業大学農学部バイオセラピー学科教授、兼進化生物学研究所主任研究員)
  • [テーマ]:ヒョウタン文化
  • [要旨]:
        ヒョウタンを知らない人はいない.ところが,その実像となると意外につまびらかでないが,ヒョウタンは最古の栽培植物の一つで,一万年余の歴史を有し,土器,木製品,金属,陶器,ガラスにとって変わられることなく,世界で広く利用されてきたのである.近年でこそ,プラスチック,ビニールにより,その座を奪われつつあるが,軽い,液体がもれない,加工が容易,自家生産できるなどの長所から,用途は240におよび,多岐にわたる.
        実用品以外にも神話,伝説,信仰,占い,シンボルなど精神分野に結びつく.ヒョウタンの空洞性は異次元のシンボルであり,宇宙,女性の子宮に,また種子は星や子にたとえられ,天地創造,人類創世,祖生派生,穀物起源など種々の神話が生じた.
        ヒョウタンの原産地は近縁の野生種の存在,種子の多様性からアフリカとみられる.ヒョウタンの実用性と象徴性はアフリカ,アジア,ポリネシア,アメリカ大陸にいたるつながりをもつ.その民族と歴史を超えた広がりと深さは,文化に値すると言えよう.
  • [問い合わせ先]:
◇《第38回FYCS研究会案内》

FYCS ホームページhttp://www.aorod.com/TAO/

[問い合わせ先]:

  3月6日37回研究会と間をおかずして、次々回38回研究会を開催します。

  以下の要領となります。会場がいつもと違いますので、ご注意ください。

  万障お繰り上げの上、御参加願います。

  • [日時]:2010年3月20日(土)午後2時〜6時(発表2時間、フリートーキング2時間)
  • [会場]:
    • 東横線日吉駅
    • 慶應義塾大学日吉校舎独立館(第4校舎)地下1階 DB108号室
    • (※いつもの会場と違います。ご注意ください。案内地図をご参照ください。)
  • [発表者]:五十嵐 元 氏(コスタル研究所)
  • [テーマ]:鳥居龍蔵博士の乾板写真術について−−写真の歴史との関わりにおいて−−
  • [発表要旨]:
      鳥居博士は26歳の1896年(明治29年)から4度の台湾調査において写真撮影による人類学調査を行い、1921年(大正10年)まで各地を調査された。その経緯は、『手記』に「大学に写真機を買ってもらい、速成でこれを習学し、・・・斯学に自ら写真を応用したのは私がはじめてである」とある。
      写真は、1839年(天保10年)にダゲレオカメラがフランスで市販され、1862年(文久2年)に横浜と長崎に商業写真館が設立されて本格化した。湿板方式では坂本龍馬が十数秒間も身体を固定され(注1)、明治前半に発明された乾板が水雷撮影に使われて国内に流布し、その頃相次いで考案された各種デバイスと共に1890年(明治23年)頃には乾板写真術のお膳立てが出来ており、出来の良い乾板写真が多く残る。
      本発表では、「湿板時代の撮影術と古写真、鳥居調査の頃の乾板写真術、鳥居のカメラアイ、鳥居の写真技術」について、写真の撮り方と撮られた写真の判読を含めてお話します。なお、東大総博の図録『乾板に刻まれた世界』をお持ちいただければ幸いです。
  • [注1]:
      六本木ミッドタウン(大江戸線六本木駅の上)の富士フィルム本社内の「FUJIFILM SQUARE」1階ギャラリー"PHOTO IS"で開催中の「写真で辿る『坂本龍馬の生きた時代』」展では生写真が多数展示されています(2月25日まで、10〜19時)。
      併せて2月6日(土)午後2時から「歴ドル美甘子」によるイベント"幕末歴史検定"があり、2階の「写真歴史博物館」には各種写真機が展示さ、"1896年以前"の"120×165mm判"なら博士使用の可能性もあり、「横浜写真」と「最古の写真撮影作品集展」も展示中です。

◇《第37回FYCS研究会案内》

  次回第37回研究会を以下の要領で開催します。

  万障お繰り上げの上、御参加願います。

  • [日時]:2010年3月6日(土)午後2時〜6時(発表2時間、フリートーキング2時間)
  • [会場]:慶應義塾大学日吉校舎来往舎2F 小会議室
  • [発表者]:足立 崇(大阪産業大学 建築・環境デザイン学科 講師)
  • [テーマ]:ベンジャミン・セオール号事件について−−−日・雅交流史の一面ーー−
  • [発表要旨]:
      1903年(明治36年)10月、シンガポールから上海に向けて航行中の米国船ベンジャミン・セオール号が、台湾南沖合で台風に遭い、航行の自由を失った。棄船してボートに避難した乗組員たちは、蘭嶼附近でヤミの人々と接触し、畏怖した一部の乗組員たちは海に逃げて溺死する。翌年の1月、米国との関係のなかで日本は討伐隊を蘭嶼に派遣し、加害者がいるとされる集落を捜索し10名を逮捕、武器を押収し、家屋13戸を焼き払った。本発表ではベンジャミン・セオール号事件の経緯を当時の資料などから浮かび上がらせたい。
  • [付記]:足立氏は日本人とヤミ(タオ)族とのかかわりについて以下のような論文で考察されています。ご参考まで。
    • 「日本統治時代初期台湾の第一次蘭嶼調査に関する研究」大阪産業大学論集122号 2007
    • 「日本統治時代初期台湾のベンジャミン・セオール号事件に関する研究」大阪産業大学論集122号 2007
  • FYCS ホームページhttp://www.aorod.com/TAO/
  • [問い合わせ先]:

◇和崎春日先生 特別授業のお知らせ

  長らく授業を担当した非常勤講師の和崎春日氏が退任します。これに伴い、最終授業日の1月15日(金)に公開の「特別授業」を開催する運びとなりました。授業後には、懇親会もございます。

  かつて授業にご参加になった皆さまのお越しをお待ちしております。なお、授業後には懇親会もございます。

  • [日時]:2010年1月15日(金)
  • [場所]:慶應義塾大学(三田キャンパス)第1校舎3階 134教室
  • [プログラム]
    • 14:45〜 特別授業 「いま、慶應人類学徒に伝えたいこと」
    • 16:30〜 懇親会 「和崎先生を囲む会」(紙ひこうき)
  • [備考]:懇親会場はこじんまりとしたお店ですので、ご参加なさる方は、下記のお問い合わせ先までご連絡下さいますようお願い致します。
  • [お問合せ先]:
    • 宇田川 飛鳥
    • 濱 雄亮
◇<第36回台湾ヤミ族文化研究フォーラム(FYCS)研究会案内>

  11月14日の第35回からあまり時間を隔てずして、第36回研究会を開催することとなりました。忙しない日程になりました。35回研究会とあわせてご案内申し上げます。発表者の太田氏は、生物地理学・系統分類学をご専門とする動物学者です。お若い時からウォーレス線を書き換えようと、蘭嶼はもとより、比律賓・台湾・沖縄の爬虫類を広範囲に調査していらっしゃいました。今回の研究会でも、ウォーレス線についての長年の研究成果、動物学者から見た鹿野忠雄論などもうかがえるものと楽しみにしています。

  • [日時]:2009年12月19日(土)午後2:00〜6:00(発表2時間、フリートーキング2時間)
  • [場所]:慶應義塾大学日吉校舎来往舎2F 小会議室研究棟地下1階 第一会議室
  • [発表者]:太田 英利氏(兵庫県立大学 自然・環境科学研究所教授、兼琉球大学熱帯生物圏研究センター長)
  • [テーマ]:「東アジア熱帯・亜熱帯島嶼域の歴史生物地理と自然史―爬虫・両生類の分散、隔離、種分化、絶滅を中心に」

  • [発表要旨]:

      ユーラシア大陸東岸は世界的にも地殻変動の活発なエリアとされ、その沿岸には大陸との間や相互間での複雑な陸橋連結・海峡隔離の履歴をもつ島嶼群が並んでいる。私はこのうち熱帯・亜熱帯気候下にあるフィリピン北部から大隅諸島にかけての島々を対象に、その地史的・古地理学的履歴と、そこに生息する陸生脊椎動物(おもに爬虫類と両生類)における多様性、系統学的特性、進化・生態学的特性との関係を、多角的に検討してきた。

      本発表では視点を「各種・亜種の地理的分布が描くパタンにもとづく、この地域を対象としたこれまでの区系生物地理学的境界線の再評価」、「各系統群が描く系統地理パタンや近縁個体群間における遺伝距離の地理的パタンにもとづく、この地域を対象としたこれまでの古地理仮説の再評価」、「島嶼環境下における陸生動物の多様化、特殊化、絶滅と今後の研究課題」という3つの視点から話題提供を行ないたい。

  • [備考]:

◇東南アジア学会第82回研究大会のお知らせ

東南アジア学会第82回研究大会のお知らせ

  • [日程]:2009年12月5日(土)・12月6日(日)
  • [会場]:慶應義塾大学(三田)西校舎
               515教室・516教室(12月5日)、519教室(12月6日)
  • [大会準備室連絡先]:
    • 108-8345 東京都港区三田2-15-45
    • 慶應義塾大学経済学部 倉沢愛子研究室
    • Tel
      • 03-5427-1335(倉沢研究室直通)
      • 03-5427-1458(嶋尾研究室直通)
    • ウェブページはこちらです。

◇<第35回台湾ヤミ族文化研究フォーラム(FYCS)研究会案内>
  • [日時]:2009年11月14日(土)午後2:00〜6:00(発表2時間、フリートーキング2時間)
  • [場所]:慶應義塾大学日吉校舎来往舎2F 小会議室研究棟地下1階 第一会議室
  • [発表者]:和泉 司氏(慶應義塾大学日本語・日本文化教育センター 非常勤講師)
  • [テーマ]:「西川満の文学活動における戦前戦後」

  • [梗概]:

      日本統治期の末期である1940年代(41〜45年)の〈台湾文壇〉において中心的な立場にあった(そして台湾人作家の活動を抑圧した)とされている作家・詩人・編集者の西川満(1908〜1999年)は、対立する作家たちからは当時、〈中央文壇〉進出志向の強い作家として批判されていた。1990年代以降の台湾文学研究においては、同時に体制寄り・総督府寄りの活動をしていたとの批判も受けている。そして、西川の〈中央文壇〉志向は、台湾の特殊性を詩や小説、随筆に盛り込んだエキゾチシズム傾向に現れている、とされている。

      今回の報告では、戦前の西川の文学活動とそのテクストの検討から、具体的に彼の〈中央文壇〉志向というものがどのようなものであったかを確認し、さらに45年の敗戦/光復後、東京に引き揚げた西川が発表し始めたテクストも検討することで、敗戦/光復後の西川に引き継がれたもの・捨てたものについても考察する。

      日本統治期の〈台湾文壇〉を論じる時、西川に触れない研究は皆無だが、具体的な西川のテクストに対する検討は、90年代半ばに中島利郎、陳藻香、藤井省三、垂水千恵などによって行われているものの、90年代から現在まで継続的に西川に言及しているのはほぼ中島のみという状況である。西川満は、その存在感に比べ、十分な検討がされていることが少ないのではないか、という問題意識を出発点に、西川満と台湾を巡るテクストの再検討を試みたい。

  • [備考]:

◇慶應義塾創立150年記念講演会のお知らせ

慶應義塾創立150年記念講演会
文学部社会学専攻海外招聘事業
三田哲学会慶應義塾150年記念事業
  • [日時]:2009年11月10日(火)15〜18時
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)南館地下4階ディスタンスラーニング教室
  • [講演者と題名]:
    • 韓栄恵(ソウル大学日本研究所所長)
            「記念日の比較社会学」

    • 王向華(香港大学副教授)
            「伝統的家族システムと日中の「公‐私」概念」
  • [講師紹介]:
    • 韓榮惠
      • 1956年韓国生まれ。専攻は社会学。ソウル大学で修士、筑波大学で博士号を取得。
      • 著書は、『日本社会概説』(ハンウル、2001)、『日本の地域社会と市民運動』(ハンウル、2004)など。
      • 石田雄 『日本の社会科学』(東京大学出版会)や 厳安生『日本留学精神史』(岩波書店)の韓国語訳も出している。
      • 主な論文としては、「在日朝鮮人社会における'民族舞踊'の継承とアイデンティティ」(ソウル大学校日本研究所『日本批評』2009.8)、「'民族名'使用を通じて見る在日朝鮮人のアイデンティティ:'民族'の限界と新しい意味」(現代日本学会『日本学論叢』2008.6)などがある。
    • 王向華
      • 1963年香港生まれ。専攻は社会人類学。英国オックスフォード大学で博士号を取得。
      • 主著にJapanese Bosses,Chinese Workers:Power and Control in a Hong Kong Megastore(1999,Curzon Press)がある。
      • 邦訳は『友情と私利 : 香港一日系スーパーの人類学的研究』(風響社、2004)。
      • 共著に『同じ釜の飯 : ナショナル炊飯器は人口680万の香港でなぜ800万台売れたか』(中野嘉子と共著、平凡社、2005)、共編著に『拡散するサブカルチャー : 個室化する欲望と癒しの進行形』(青弓社、2009)、『越境するポピュラーカルチャー : リコウランからタッキーまで』(青弓社、2009)がある。

  • [連絡先]:岡原正幸
    • 03-3453-4511(23074)
◇折口信夫・池田弥三郎記念講演会のお知らせ
  • [日時]:2009年11月7日(土)午後2〜5時
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)北舘ホール
  • [講演]:
    • アレックス・カー(東洋文化研究者)
    • 「日本の原風景と文化」
  • [対談]:
    • 「日本の原風景と現風景」
    • アレックス・カー、川村晃生(慶應義塾大学教授)
  • [主催]:慶應義塾大学文学部国文学研究室
  • [事務局]:慶應義塾大学文学部藤原研究室
  • [電話・FAX]:03-5427-1208
◇韓国・朝鮮文化研究会 第10回研究大会のお知らせ
韓国・朝鮮文化研究会 第10回研究大会
  • [日時]:2009年10月24日(土)10:00-18:00
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)第1校舎122・124番教室
  • [プログラム]:
    • 10:00-12:00    一般研究発表
      • 森類臣「任在慶のジャーナリズム観と『ハンギョレ』――『ハンギョレ』創刊号から初期を中心に」
      • 宮下良子「在米コリアンのエスニシティ再考――ロサンゼルスのコリアタウンの事例を中心にして」
      • 金美連「南道のキリスト教会と庶民生活――新安郡を中心として」
    • 13:10〜18:00    シンポジウム「全羅道への地域研究的アプローチ――環シナ海の視点から」
      • 野村伸一「主旨説明:東シナ海周辺の基層文化からみた南道――地域研究の試み」
      • 野村伸一「李京,金容儀論文の要旨について」
      • 森平雅彦「高麗・宋通交と朝鮮西南島嶼」
      • 藤田明良「コメント:海域アジア史からみた全羅道」
      • 伊藤亜人「湖南地方における周縁性と座標軸」
      • <視点・論点>
        • 原尻英樹「東シナ海域における同年齢集団とアニミズム的世界」
        • 崔在佑「南道の文化‘パンソリ’と‘春香伝’――-異本間に見える補助人物の性格の差を中心として」
        • 宇田川飛鳥「二重の干拓を生きる界火島民族誌――全羅北道の干潟と干拓事業を中心に」
    • 18:30〜20:30    懇親会
      • 費用:大会参加費 1,000円
      • 懇親会費:(有職者)4,500円/(学生他)3,000円
  • 詳細は以下をご覧下さい。http://www007.upp.so-net.ne.jp/askc/pg30.html

◇巡礼記研究会 第6回研究集会のお知らせ
  • [日時]:2009年9月12日(土)午後1〜6時
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)西校舎2階524番教室。
  • [交通]:JR山手線田町駅/都営浅草線・三田線三田駅徒歩10分
  • [研究発表]:『建久巡礼記』とその周辺
    • 野谷 健(駒場東邦中・高等学校非常勤講師)
          『建久巡礼記』薬師寺浄をめぐる一、二の問題 -- 『建久巡礼記研究・注釈篇』刊行に向けてのノート
    • 大橋直義(実践女子大学・恵泉女学園大学非常勤講師)
          巡礼・模擬・テクスト -- 『建久巡礼記』の構造
  • [研究発表]:縁起と巡礼
    • 土橋由佳子(フェリス女学院大学大学院生)
          『粉川寺縁起』の行基と仁範 -- 巻三「仁範聖人興隆寺第九」 の検討
    • 大東敬明(國學院大學伝統文化リサーチセンター ポスドク研究員)
          「八十通印信」と南都
    • 菅野扶美(共立女子短期大学)
          十三世紀前半の天野社と行勝上人

◇日本オセアニア学会関東地区研究例会

シンポジウム「ツバルとサンゴ礁‐人間共生系研究の最前線―分析と解釈をめぐる対話」

発表者とタイトル

  • 司会と趣旨説明:棚橋 訓(お茶の水女子大学)
  • 発表1.山口 徹(慶應義塾大学)
      “Geoarchaeology of ‘a Drowning Island’: Prehistoric Human Settlement and Geomorphologic Formation of Funafuti Atoll, Tuvalu”
      (「沈みゆく」島のジオアーケオロジー:ツバル・フナフチ環礁の先史人間居住と地形発達史)
  • 発表2.山野博哉(国立環境研究所)
      “Intrinsic Vulnerability of Fongafale Islet, Tuvalu: A View from Geomorphology”
      (ツバル・フォンガファレ島に内在する脆弱性:地形学の視点から)
  • 発表3.深山直子(日本学術振興会)・石森大知(東京外国語大学アジアアフリカ言語文化研究所)
      “Who are the Fongafale Islanders? : The Construction of Localness in Tuvalu’s Capital”
      (フォンガファレ島民とはだれか?:ツバル首都圏におけるローカル性の構築)
  • 発表4.小林 誠(首都大学東京大学院)
      “Tuvaluans on the Move: Migration and Kinship Networks between Funafuti and Outer Islands”
      (移動の中のツバル人:フナフチ/離島間の移民と親族ネットワーク)
  • コメント: Niko Besnier(アムステルダム大学/早稲田大学)
  • 主催:日本オセアニア学会関東地区研究例会
  • 問い合わせ先:深山直子(日本オセアニア学会関東地区研究例会幹事) taalofa[@マーク]gmail.com
  • その他の情報: シンポジウムの発表とコメントは英語で行い、司会が随時解説と日本語通訳を行います。一般公開(参加費無料)
  • 会場設営と配布資料の準備の都合上、お手数ですが、ご参加くださる場合には、7月20日(月)までに下記メールアドレス(幹事:深山直子)宛てでお名前と参加人数をお知らせいただければ幸いです。
  • ご参加申し込み先: taalofa[@マーク]gmail.com
  • 各種のお問い合わせも、上記メールアドレス宛にお願い申し上げます。
◇三田社会学会2009年度大会

  今年度の大会も慶應義塾150年記念イベントとして開催されることになりました。

大会プログラム
  • 日時:2009年7月11日(土)10:30〜18:30
  • 会場:慶應義塾大学三田キャンパス 西校舎513教室
  • 受付:10:00より
  • 参加費:会員は無料、一般1000円、学生500円
  • 自由報告  :10:30〜12:00
    • 司会:濱 日出夫(慶応義塾大学)
    • 1.三谷文栄(慶應義塾大学)
          「2007年慰安婦問題におけるメディアの役割  ―対外政策決定過程の視点から」
    • 2.藤原眞砂(島根県立大学)
          「日本の若い父親は金持ちで時間貧乏か  ―所得と労働時間に関する関係について」
    • 3.山岸健(慶應義塾大学名誉教授)
          「ソローの耳とヘレン・ケラーの手  ―世界体験/音 音楽 音楽風景/モチーフと方法、アプローチ」
  • お昼休み  :12:00〜13:00
  • 総会  :13:00〜13:15
  • [慶應義塾150年記念]シンポジウムT:「『国際社会学』の到達点」  :13:15〜15:15
    • 司会:塩原良和(慶應義塾大学)
    • 1.塩原良和(慶應義塾大学)
          「『国際社会学』を問い直す  ―多文化主義研究の視座から」
    • 2.木村真希子(明治学院大学)
          「辺境から見た国際社会学」
    • コメンテーター:小井土彰宏(一橋大学)・石井由香(立命館アジア太平洋大学)
  • 休憩  :15:15〜15:30
  • [慶應義塾150年記念]シンポジウムU:「地域研究とオーラルヒストリー」  :15:30〜18:30
    • 司会:鈴木正崇(慶應義塾大学)
    • 1.小林多寿子(日本女子大学)
          「オーラルヒストリーと地域における個人の<歴史化>」
    • 2.倉沢愛子(慶應義塾大学)
          「文献とオーラルの効果的併用の一例  ―日本軍政期のジャワにおける行政官大量罷免事件の真相をめぐって」
    • 3.清水 透(慶應義塾大学)
          「<経験>と他者理解  ―メキシコ・チアパスにおける聞き取り調査を踏まえて」
    • 4.柳田利夫(慶應義塾大学)
          「移動とアイデンティティ生成  ―日系二世の生活と地域」
    • コメンテーター:和崎春日(中部大学)・荒井芳廣(大妻女子大学)
  • 懇親会  :19:00〜21:00
    • 会場:中華飯店(田町駅近く)
    • 会費:一般会員 5,000円、院生会員 3,000円(当日受付で申し受けます。)

◇人間科学コロキアムのお知らせ

  文学部・人間科学専攻では、三田哲学会との共催で、2009年度人間科学コロキアムを開催します。皆様のご参加をお待ちしております。

  • [日時]:2009年7月1日(水)14:00−15:30
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)研究棟 第三会議室
  • [講演者]:香西豊子(東京大学大学院人文社会系研究科G-COE特任研究員)
  • [演題]:「疱瘡の島々――近世後期における天然痘の流行とフロンティア」
  • [概要]:
      今回の報告では、近世後期に、「日本」の島々で展開された植民地主義的な運動が、人びとにいかに経験されたかについて考えたい。
      報告者はかつて、公命により幕末の蝦夷島で行われた強制種痘という出来事を採りあげ、この問題を考察したことがある(配布の「論文抜き刷り」を参照)。幕末 の蝦夷島は、通例、「日本」や諸外国(とりわけロシア)の植民地主義的な動向に照らして描きだされる。が、そうして初めから政治的なフィルターを通して見 るのでは、当時現地を生きていた人びとは、抑圧され収奪された悲哀の主体としてしか見出されなくなる。そこで、いったん国家間の政治的な折衝は背景に押し やり、人びとの習俗や居住形態・人口動態・生態系などから当の出来事(強制種痘)を捉えかえしてみると、ほかならぬ現地に暮らす人々の生/身体こそが、フロンティアとして、地理的版図の問題に直結していたことが見えてきたのだった。
      それと比較する意味でも、今回は蝦夷島同様、幕末に領土をめぐる政治的な駆け引きにさらされた八丈島に注目し、そこで生きられた人びとの生について考察して ゆく。報告では、従来「民俗学」「文学」「医学史」「地域史」等に分断され扱われてきた資料を突きあわせ、そこに立ち現われる生のあり方を提示して、議論 に供することとしたい。
  • [講師略歴]:
    • 大阪大学文学部日本学科卒。
    • 同大学院文学研究科にて民俗学・文化人類学を修めた後(文学修士)、東京大学大学院総合文化研究科で社会学を専攻(学術修士・博士)。
    • 現在、東京大学大学院人文社会研究科グローバルCOE「死生学の展開と組織化」特任研究員。
    • 専門は社会学・医学史。
  • [主な業績]:
    • 『流通する「人体」』(勁草書房・2007年)。
    • 「解剖台と社会」(『思想』947号・2003年)。
    • 「バンキングと 身体」(『身体をめぐるレッスン2』岩波書店・2006年)。
    • 「日本における解剖体の歴史」(『日本解剖学雑誌』82巻1号・2007年)。
    • 「『野生』の 志向――天然記念物『奈良のシカ』をめぐる運動の歴史」(『環境民俗学』昭和堂・2008年)。
    • 「アイヌはなぜ『山に逃げた』か?」『思想』1017号:2009年1月。

◇<台湾ヤミ(タオ)族文化研究フォーラム:第34回研究会案内>
  • [日時]:2009年5月23日(土)午後2:00〜6:00(発表2時間、フリートーキング2時間)
  • [場所]:慶應義塾大学日吉校舎 来往舎2F小会議室東横線日吉駅下車
  • [発表者]:徐韶?(ショウエイ)氏(エイは、「音」へんに「英」)
  • [テーマ]:「椰油村Rusarsol遺跡調査について」

      徐韶?氏は原住民文化研究者のご尊父徐瀛洲(エイシュウ)氏に伴われ少女時代から蘭嶼に出入りされていました。蘭嶼の古い風景や文化変容の在りようをもっともよくご存じの方です。また、今や日本でも著名なヤミ(タオ)族作家シャマン・ラポガンの幼馴染でもあります。

      今回のご発表は、すでに昨年末に発行された台湾史前文化博物館刊行『南島研究学報』V2−bP(奥付は2008年6月刊)に掲載された「蘭嶼郷椰油村Rusarsol遺址調査報告」の論旨を日本語で再論していただくことが主となりますが、実は、そこで紹介しきれなかった写真資料が多数あります。女史自身が1978〜1983年にRusarsol遺跡で表面採集したビーズ玉・土器片・腕輪などの遺物、あるいは写真を見せていただくことになっています。さらには、同遺跡で発見された甕棺の写真なども提出していただき、考古学的見地からの蘭嶼の歴史・ヤミ(タオ)族の歴史を論じていただきます。

      下記の台湾ヤミ族文化研究フォーラム(FYCS)HPでも、研究会情報その他を確認することができます。http://www.aorod.com/TAO/

      同好の方々にお声掛けしていただければ幸いです。なお、初めてこの研究会にご出席くださる方は、配布資料準備のため、上記HP管理者学習院女子大乾尚彦、または、下記皆川宛ご一報いただければ幸いです。

      また、新型インフルエンザ流行などで、会場が確保できなくなることも想定できます。その場合はHPに延期連絡を掲示しますが、下記皆川用携帯にお問い合わせ下さっても結構です。

  • [お問合せ先]:R.Minagawa(皆川隆一)
    • TEL:080-5192-2632

◇研究会開催のお知らせ:第12回アジア移民研究会・ミニシンポジウム「アジア移民研究の課題と展望」

  今回の研究会は慶應義塾大学法学部GCOEとの共催で開催します。過去3年間の研究活動を踏まえて、4月から慶應義塾大学東アジア研究所のプロジェクトに移行しますが、その準備として実施します。
  終了後に懇親会を予定しています。

  • [日時]:2009年1月24日(土)13時〜
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)第3(大学院)校舎1階311号教室
  • [司会]:吉原 和男(慶應義塾大学文学部)
  • [コメンテーター]:関根 政美(慶應義塾大学法学部)
  • [発表1]:13:15〜14:00
    • 発表者:丹野 清人(首都大学東京、都市教養学部)
    • 論題:「移民研究に方法論はない――私の場合は社会制度から」
    • 発表要旨:
        アジアの移民研究という視点は私にはありません。理由は、アジアの言語ができないから。移民研究は、社会制度の理解と当事者についての理解の双方が必要となるため、最低限の言語の習得が必要になる。これを欠いてしまうと、独りよがりなものになりかねない。
        ではいかなる社会制度に対する理解が必要なのか。これは計量的研究からではアプローチできない。とりわけ、移民はさまざまな社会制度から漏れ落ちているのが普通で、信頼できる量的データがきわめて少ない。そこで、移民を束ねている中間集団の変化を長期に追い求めていくと、さまざまなホスト社会側、送り出し国側そして移民そのものの3者に起きた変化を理解できるようになる。しかも、中間集団もインフォーマル市場に関与している中間集団が、より移民社会のソーシャルなニーズの変化を物語る傾向が強い。しかし、こうしたインフォーマルな中間集団から必要なデータをもらうまでには、相手との長期にわたる信頼関係が必要となり、結局、継続することが最大の研究上の要請となる。
  • [発表2]:14:15〜15:00
    • 発表者:佐久間 孝正(立教大学、社会学部)
    • 論題:「外国人の子供の受け入れ施策にみる自治体間格差と国家の関わり」
    • 発表要旨:
        グローバル化のもとで人の移動が盛んになっている。日本でも少子高齢化をにらんで政界の一部には、「外国人人材交流推進議員連盟」が組織され、人口減のなかでの「持続的な経済成長」促進のため、「外国人の積極的な受け入れ」が提唱されているし、経済界では経団連が、『人口減少に対応した経済社会の在り方』(08年10月14日)を公表して50年後に生産人口(15〜64歳)が、現在のほぼ半分(4595万人)になることを視野に、外国人労働者や留学生の積極的な導入を展開している。
        しかし、これらの議論をみても日本では、外国人が安定した地域生活者になるためには家族滞在が前提となること、それには子どもの受け入れ施策が重要である視点が欠けている。現在は未曽有の経済不況に直面しているが、2世、3世の子どもの統合にも学校の受け入れ施策は重要である。 
        本報告では、外国人児童・生徒の受け入れが各教育委員会レベルで異なることを示しつつ、現時点での教育委員会の役割と政府の施策についてみてみたい。
  • [発表3]
    • 発表者:鬼頭 宏(上智大学、経済学部)
    • 論題:「日本の人口動態と外国人住民―歴史的接近―」
    • 発表要旨:
        外国への移民送出と外国人受入は、経済、政治,軍事,文化,自然災害など多様な要因を背景にして発生する人口現象である。現在の日本で,外国人政策は、経済問題(労働力不足)、人道問題(難民),文化摩擦(言語,生活習慣)、社会問題(犯罪)の観点から論じられることが多い。本報告では,歴史人口学の立場から,次の点について論じる予定である。
        
      1. 日本社会における外国人受入と移民送出の歴史的素描
      2. 外国人受入にともなう問題の歴史人口学的解釈
      3. 人口の長期波動からみた21世紀日本の外国人受入政策への提案
  • [お問合せ先]:慶應義塾大学文学部 吉原和男

◇人間科学コロキアムのお知らせ

文学部・人間科学専攻では、三田哲学会との共催で、2008年度人間科学コロキアムを開催します。皆様のご参加をお待ちしております。

  • [日時]:2008年12月11日(木)午後3時00分〜4時30分
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)南館4階 会議室
  • [講演者]: 香西豊子(東京大学大学院人文社会研究科グローバルCOE「死生学の展開と組織化」特任研究員)
  • [演題]:「身体のつむぐ物語―幕末蝦夷地における『我が国最初の強制種痘』とは何だったのか―」
  • [概要]:
      安政4(1857)年、蝦夷地において、全住民を対象とした種痘が、公命によって強制的に断行された。当時、内地でもまだ普及段階にあった種痘が、なぜ幕末の蝦夷地においておこなわれたのか。今回の報告では、日本の医学史の一挿話として、あるいはアイヌ民族にたいする過去の施策の一つとして記述されてきた、この安政4年の強制種痘を、幕末の蝦夷地の景観のなかで捉えなおし、その事件がおびる歴史社会学的な意味合いについて考えてみたい。
  • [講演者略歴]:
    • 大阪大学文学部日本学科卒。
    • 同大学院文学研究科で民俗学・文化人類学を学ぶ(文学修士)。
    • 東京大学大学院総合文化研究科で社会学を専攻(学術修士・博士)。
    • 現在の専門は社会学・医学史。
  • [主要業績]:
    • 『流通する「人体」』勁草書房・2007年.
    • 「解剖台と社会」『思想』947号・2003年.
    • 「バンキングと身体」『身体をめぐるレッスン2』岩波書店・2006年.
    • 「日本における解剖体の歴史」『日本解剖学雑誌』82巻1号・2007年.
    • 「『野生』の志向――天然記念物『奈良のシカ』をめぐる運動の歴史」『環境民俗学』昭和堂・2008年.
  • [備考]:なお、本報告の要点は、「アイヌはなぜ『山へ逃げた』か?」のタイトルで、『思想』1017号(2009年1月号)に掲載予定。

◇研究会開催のお知らせ:第11回アジア移民研究会の案内
  • [日時]:2008年12月6日(土)13時30分〜18時
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)大学院校舎1階311号教室
  • [発表1]:
    • 発表者:吉原直樹(東北大学大学院文学研究科教授)
    • 論題:「バリ島と日本人」
    • コメンテイター:内藤耕(東海大学文学部)
  • [発表2]:
    • 発表者:筒井正(名古屋・多文化共生研究会事務長)
    • 論題:「日本仏教のアメリカ伝道 ―アメリカ日系社会の形成と仏教との関わり」
    • コメンテイター:高橋典史(国際宗教研究所・宗教情報リサーチセンター研究員)
  • [司会]:吉原和男(慶應義塾大学文学部教授)
  • [お問合せ先]:慶應義塾大学文学部 吉原和男 

◇慶應義塾150年記念・三田哲学会シンポジウム
「未来の知への先導:人文・社会思想のアクチュアリティー」
  • [日時]:2008年12月6日(土)午後1時30分〜5時
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)西校舎ホール
  • [趣旨]:
     三田哲学会では、慶應義塾150年を記念して、「未来の知への先導:人文・社会思想のアクチュアリティー」と題して、所属7専攻から各1名のパネリストが、それぞれ下記のようなテーマで報告するシンポジウムを開催いたします。所属する7専攻すべてが参加するシンポジウムは、三田哲学会として初の試みです。下記のような各パネリストの報告も、きわめて興味深いテーマと存じますので、教員・学生の皆様、多数のご参加をご期待申し上げております。
  • [パネリスト(発表は順不同)]:
    • 西脇与作(哲学・三田哲学会会長)
          「21世紀の哲学が目指すもの:知識の役割」
    • 樽井正義(倫理学)
          「21世紀の倫理学に求められるもの:〈応用倫理学〉と呼ばれるものについて」
    • 大石昌史(美学美術史学)
          「存在了解としての体験と解釈:美学と芸術哲学の対立を超えて」
    • 岡原正幸(社会学)
          「他者を蒐集することへの抵抗:社会学の主体と客体の交差」
    • 山本淳一(心理学)
          「〈こころ〉はどこにあるのか?:行動分析学の挑戦」
    • 安藤寿康(教育学)
          「教育学は〈思想〉か〈科学〉か:知の交差点から」
    • 宮坂敬造(人間科学)
          「文化と相互作用する脳:脳科学と文化人類学の界面」
    • 司会:大石昌史
  • [プログラム]:
     午後1時30分、会長の挨拶に続き、パネリストの報告を開始。それぞれの報告は15分、司会との応答を主とした質疑応答5分と合わせて、一人当たりの時間は20分程度、3人目もしくは4人目の報告の後10分の休憩をはさみ、7名の合計で150分程度を予定。7名全員の報告の終了後、10分の休憩、その後、30〜45分程度、会場からの質問を受けながら全員で討議し、午後5時頃、終了予定。
  • [お問合せ先]:三田哲学会記念事業担当幹事 大石昌史

◇「身体と人格をめぐる言説と実践」研究会

国立歴史民俗博物館共同研究「身体と人格をめぐる言説と実践」研究会
慶應義塾大学人類学研究会 共同セッション

  • [日時]:2008年11月8日(土)13:00〜19:00
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)大学院校舎8階・東アジア研究所第一共同研究室
  • [プログラム]:
    • 13:00〜13:10
      • はじめに
    • 13:10〜15:10
      • 「方法としての習俗―ケニア・ルオ社会における影(テイポ)をめぐって―」
      • 阿部年晴(埼玉大学名誉教授)文化人類学
      • ケニア・ルオ社会においては、テイポという語は、地上にできる影、鏡や水に映る姿、夢に現れる姿、個人を構成する要素の一つ、死者などを指す。テイポは、他人に害を与えることもあれば、呪術的攻撃や治療の対象になることもある。本報告では、テイポの観念とそこに含まれる人間観を手がかりにして、「方法としての習俗」について考えてみたい。
    • 15:30〜17:30
      • 「遺影写真の視覚性/触覚性」
      • 佐藤守弘(京都精華大学准教授)芸術学
      • 遺影写真とは、身近にありながら、写真研究においては、ほとんど語られることのなかったものである。この看過されてきたヴァナキュラーなメディアを、視覚文化論の視点から検証するのが本発表の目指すところである。そもそも写真というメディアは、絵画と異なり、現実物が光を介してフィルムなどの上に機械的に遺した痕跡と考えられる。そうした接触の事実によって、遺影写真は生者と死者が触れるメディアになるのである。こうした「痕跡」の概念を手掛かりとして、それが受容者――死者の記憶を共有する者たち――をどのように組織するのかを考えてみたい。

  • [備考]:なお当日は慶應義塾創立150周年記念式典のためキャンパスが混雑していますので、ご注意ください。
  • [お問合せ先]:国立歴史民俗博物館 山田慎也
    • 千葉県佐倉市城内町117
    • 電話 043-486-0123(代表) 043-486-4282(直通) 043-486-4299(Fax兼用)

◇折口信夫・池田弥三郎 記念講演会
  • [日時]:2008年11月1日(土)午後1時30分〜4時30分
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)北館ホール
  • [演題・講師]:
    • 「柄傘と力足ー<気>と<士>の詩学」
    • 松浦寿輝(東京大学大学院総合文化研究科教授)

    • 「椨のある風景」
    • 梶木 剛(文芸評論家)
  • [主催]:慶應義塾大学文学部国文学研究室
  • [お問合せ先]:藤原茂樹研究室 TEL・FAX 03-5427-1208

◇研究会開催のお知らせ:第9回アジア移民研究会の案内
  • [日時]:2008年10月18日(土)13:30〜
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)大学院校舎1階312号教室
  • [司会]:吉原和男
  • [発表1]:
    • 発表者:永田 貴聖(日本学術振興会特別研究員PD、京都大学)
    • 論題:「新しいトランスナショナル主体としての日比二世たちの来日:最近の動向から」
    • 要旨:
        現在、フィリピンに拠点を置くいくつかの民間非営利団体が 、日本人の父親 との親子関係が証明できなかったフィリピン在住の日比二世たちへの身元確認調査、日本国籍の確認と日本のパスポートの再取得、さらに日本での就労先の紹介などの活動を展開している。特に、今年、最高裁の国籍法違憲判決により、これまで日本国籍が取得できなかった、日本人の父親から出生後 に認知された二世たちに日本国籍取得の可能性が開かれ、その 動きは活発になりつつある。
        本報告では、いくつかの団体の特色と活動、当事者たちである日比二世たちが来日している最近の動向について注目したい。さらに、いくつかの団体が日比二世たちを「新日系人」と呼んでいる。しかし、二世たちが日本人の親を持ち、日本国籍を取得しているということだけで「日系人」及び「日本人」として考えられるのか大いに疑問である。ここでは、フィリピンで 育った二世たちを「フィリピン人」であると考えたい。
        そして、この様なNGOを通じて来日する日本国籍を持ったフィリピンで育った日比二世たち、90年入管法改定以降、合法的な在留資格を取得が可能になった、日本人と再婚したフィリピンの連れ子など、日本人と親族的つながりをもつ人々が、既に定住しているフィリピン人によって形成された日比双方の人々とつながる 関係を媒介にして、トランスナショナル主体として社会関係を拡大する可能性について検討する。
    • コメンテイター:鈴木 伸枝(千葉大学文学部)
  • [発表2]:
    • 発表者:川田 薫(財団法人エイズ予防財団リサーチレジデント、名古屋大学大学院文学研究科後期博士課程修了)
    • 論題:「六本木の在日アフリカ出身就労者」
    • 要旨:
        六本木では、1990年代後半からアフリカ出身者がバーやクラブなどの遊興施設で勤務するのが目立つようになっていく。本発表では、六本木で働く在日アフリカ出身者の就労に至る経緯から遊興店での仕事内容について個々のインタビューをもとにした報告を行なう。また六本木で勤務するアフリカ出身者の勤務年数も多岐にわたっている。そこで六本木のストリートではアフリカ人就労者同士によるコミュニケーションの場としてのコミュニティがインフォーマルに機能している点についても言及していくことで、アフリカ出身者が六本木という盛り場で生活の場を形成している過程を考察する。
    • コメンテイター:松本 尚之(東洋大学、国際共生社会研究センター)
  • [お問合せ先]:慶應義塾大学文学部 吉原和男 

◇日本オーラル・ヒストリー学会 第6回年次大会

日本オーラル・ヒストリー学会 第6回年次大会

◇2008年度慶應義塾大学言語文化研究所公開講座開催のお知らせ

テーマ:女神の変容:古代オリエント世界から地中海世界へ

古代世界の女神たちは、それぞれの文化の価値観を反映したものでした。今回は、同系統とされる美と金星の女神イシュタル(メソポタミア)、アシュタルテ(パレスチナ)、タニト(フェニキア)が、アプロディテー(ギリシア)、ウェヌス(ローマ)、マリア信仰にまで変化してゆく様子をそれぞれの専門家にお話いただきます。どなたでも積極的にご参加ください。

  • [日時]:2008年10月4日(土)14時〜16時30分
    • [講師1]:渡辺 和子(東洋英和女学院大学教授)
    • [演題1]:メソポタミアの配偶女神:呪いと祝福をてがかりに
    • [講師2]:月本 昭男(立教大学教授)
    • [演題2]:カナンにおける女神の系譜:アシュタルテ、アシェラ、アナト
  • [日時]:2008年10月11日(土)14時〜16時30分
    • [講師1]:佐藤 育子(日本女子大学学術研究員)
    • [演題1]:北アフリカにおけるタニト女神信仰の広がりと変容
    • [講師2]:細田 あや子(新潟大学准教授)
    • [演題2]:キリスト教におけるふたりのマリア信仰
  • [コーディネーター・司会]:杉本智俊(本塾文学部教授)
  • [受講料]:無料
  • [申込]:不要(直接会場にお越しください)
  • [会場]:慶應義塾大学三田キャンパス南館ディスタンスラーニング室
◇慶應義塾大学通信教育課程公開講座 「沖縄の文化と海の文芸」

「沖縄の文化と海の文芸」

◇2008年度三田社会学会のお知らせ

今年の三田社会学会大会は慶應義塾創立150年記念イベントの一環として開催されます。会員の皆様には、万障お繰り合わせの上、ご参加くださいますようお願い申し上げます。

  • [日時]:2008年7月12日(土)10時30分〜18時00分
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)西校舎512教室
  • [自由報告 10:30-12:00]
    • 司会:有末賢(慶應義塾大学法学部教授)
    • 報告者
      • 塚田修一(慶應義塾大学社会学研究科)「日露戦争の記憶の“敗戦後”史―横須賀・記念艦『三笠』を中心に」
      • 金雪(慶應義塾大学法学研究科)「メディア利用行動とアイデンティティの変容―中国朝鮮族の事例分析」
      • 吉村治正(青森大学社会学部)「回収率の向上は非回答バイアスを減少させるか―青森における実験的郵送調査の結果から」
  • [慶應義塾創立150年記念 特別講演会 13:15-15:00]
    • 「慶應義塾の社会学―回顧と展望」
    • 司会:大石裕(慶應義塾大学法学部教授)
    • 講演者
      • 藤田弘夫(慶應義塾大学文学部教授)「社会学」
      • 青池愼一(慶應義塾大学名誉教授)「社会心理学」
      • 鈴木正崇(慶應義塾大学文学部教授)「文化人類学」
      • 鶴木真(東京大学名誉教授)「マス・コミュニケーション研究」
  • [大会シンポジウム 15:15-18:00]
    • 「古書流通から見た地域社会―古書の町・ブックタウン運動を考える」
    • 司会:熊田俊郎(駿河台大学教授)
    • 報告者
      • 藤田弘夫(慶應義塾大学教授)「古書の町から見えてくるもの」
      • 大内田鶴子(江戸川大学教授)「古書流通と神保町(日本)」
      • 皆吉淳平(芝浦工業大学非常勤講師)「ヘイ・オン・ワイとチャリングクロス(英国)」
      • 石井清輝(城西大学非常勤講師)「高遠・只見と不忍ブックストリート(日本)」
    • コメンテーター
      • 土居洋平(山形短期大学講師) 地域振興の観点から
      • 高岡文章(福岡女学院大学講師)ツーリズムの観点から
  • [ウェブページ]:三田社会学会

◇研究会開催のお知らせ:第8回アジア移民研究会の案内
  • [日時]:2008年7月12日(土)13:30〜
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)第3校舎(大学院校舎)1階311号教室
  • [司会]:吉原和男
  • [発表1]:13:30〜
    • 発表者:市岡 浩子(札幌国際大学観光学部)
    • 論題:「北海道後志支庁ニセコ地区における、豪州人を中心とした外国人来訪者急増に関する実態と課題」
    • 要旨:
        2001年の同時多発テロ以降、ニセコ地域を訪れるオーストラリアからのスキー客が増大した。比較的長い滞在期間でスキーを楽しむ豪州からの来訪者に合わせて、同地域ひらふ地区では欧米スタイルのコンドミニアム建設が急増した。一方で、ニセコ地域の東山地区やもいわ地区では、台湾、香港、シンガポールなどからの来訪者数が増加し、「国際リゾート地・ニセコ」のブランド確立に期待がかかる。今回は、ニセコ地域における外国人来訪者急増の経緯と現況、そして展望と課題について考察する。
    • コメンテイター:関根 政美 氏(慶應義塾大学法学部)
  • [発表2]:
    • 発表者:服部 美奈(名古屋大学大学院教育発達学研究科)
    • 論題:「在日ムスリム子女の宗教環境と自助教育活動―中部地区の事例から」
    • 要旨:
        日本に居住する外国人の増加にともない国内のムスリム人口も増加しているが、その子女の宗教教育に困難を感じるムスリムは少なくない。日本の公立学校では原則として個々人の宗教に対する配慮はなく、また子どもの人間形成を担う地域単位の宗教共同体もない。そのため、在日ムスリム子女は、幼少期からの宗教教育が当然とされる母国の環境とは異なる日本の世俗的環境のなかで、基本的な信仰実践を習得していく必要が生ずる。現在、在日ムスリム子女に対する宗教教育の大半は保護者を中心とするボランタリーな努力により、ノンフォーマル教育・インフォーマル教育として実践されている。
        本報告の目的は、ムスリム子女を取り巻く宗教環境の現状と、宗教教育の不足を補う形で実践されている自助教育活動を考察することを通して、在日ムスリム子女の教育問題を明らかにすることにある。具体的には、日本のなかでも外国人が集住する傾向をもつ中部地区を対象として取り上げ、近年のモスク設立の動向、自助教育活動の取組みの現状と将来的なビジョン、子ども向けイスラーム教育教材の流通などについて考察したい。
    • コメンテイター:倉沢 愛子 氏(慶應義塾大学経済学部)
  • [お問合せ先]:慶應義塾大学文学部 吉原和男 

◇研究会開催のお知らせ:人間科学コロキュアム
  • [日時]:2008年7月3日(木)14:50〜16:20
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)旧図書館2階小会議室
  • [司会]:宮坂敬造
  • [講師]:阿部年晴(埼玉大学名誉教授)
  • [題名]:「習俗論から<呪術>を再考する ―現代文化人類学からの<新呪術論>」
  • [講師略歴]:
    • 1938 年生まれ。東京大学大学院博士課程修了。
    • 著書に『アフリカの創世神話』(紀伊国屋書店)、『アフリカ人の生活と伝統』(三省堂)、『現代文化人類学』(共著、弘文堂)、『アフリカ入門』(共著、新書館)、などがある。
    • アフリカの文化人類学的調査研究を戦後行った草分けのお一人で、アフリカの神話世界や、ケニアのルオ族の文化の調査研究で知られています。
    • 近年、現代化の過程で資本市場化するアフリカの都市や後背地のネットワークのなかで、あたらしい装いをまとった「呪術」的世界観が現代化の刻印を背負った日々の生活のなかで目立った作用を及ぼしている、という実地事例が観察されていますが、この問題について、モダニティとポスト・モダニティのはざまで、何千年と続いている習俗が揺曳する姿がそこにみいだされるのではないか、との観点にたち、現代文化人類学の<呪術>再考をおこなっていただきます。習俗論から呪術を再考する、というテーマを話題の中核とします。そうした視点から、<呪術>という名称の適切性を再検討し、現代における人間性の理解に際して、習俗という視点が有効であるかどうかを討論します。
  • 参考文献:阿部年晴・小田亮・近藤英俊編『呪術化するモダニティ ―現代アフリカの宗教的実践から―』風響社、2007年。
  • [お問合せ先]:慶應義塾大学文学部人間科学専攻宮坂敬造

◇講演会開催のお知らせ
  • [日時]:2008年5月27日(火)14時45分〜16時15分
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)第3校舎(大学院校舎)2階324号教室
  • [演者]:王建新(中山大学人類学系教授)
  • [題名]:「広東帰僑移民の過去と現在―華僑農場の事例を中心にして」
  • [お問合せ先]:慶應義塾大学文学部 吉原和男 

◇研究会開催のお知らせ:第7回アジア移民研究会の案内
  • [日時]:2008年5月10日(土)13:30〜16:30
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)西校舎514教室
  • [司会]:吉原和男
  • [発表1]:13:30〜
    • 発表者:東 聖子(早稲田大学大学院人間科学研究科DC)
    • 議題:「日本のスィク教徒コミュニティ」
    • コメンテイター:鈴木正崇(慶應義塾大学文学部)
    • 要旨:
       日本には現在、グルドゥワーラーとよばれるスィク教寺院が2つ存在する。1950年代から活動をおこなっている神戸のグルドゥワーラーと1990年代末に設立された東京のそれでは、同じスィク教寺院でも相違が目立つ。それは、寺院に集う人々の来日背景や出自、日本での生活状況などの差に起因するものであり、さらには寺院を介した人びとの繋がりかたの違いによるものである。また、日本社会におけるそれぞれの寺院の位置づけ、日本人との関係などにも違いがみられるが、スィク教信仰という共通性による両者の関わりもみられる。このように同一宗教の寺院でありながら、複雑な関係を築いている神戸と東京の寺院のありかたから、日本のスィク教徒コミュニティを考察する。
  • [発表2]:
    • 発表者:小林真生(早稲田大学大学院アジア太平洋研究科DC)
    • 議題:「日本の地域社会における対外国人意識の新しい形態―北海道稚内市と富山県射水市を事例として―」
    • コメンテイター:ピョートル・ポダルコ(青山学院大学国際政治経済学部)
    • 要旨:
       現在、日本の地域社会において、基幹産業といえるほどの産業が無い地域に多様な背景を持つ外国人が増加する新たな傾向がある。これは、外国人に関する様々な情報に日本人住民が触れる機会が少ないことも意味している。また、日系南米人の場合も、集住地域において相互交流が少ないままに、意識が悪化する傾向があるが、外国人に関する情報が減少することは、それに拍車をかける危険がある。そこで、ロシア人船員が多く上陸し、中国人研修生が多く生活する稚内市と、ロシア人船員が多く上陸し、彼らにパキスタン人が中古車を販売し、街中には日系ブラジル人と中国人研修生が多く生活する射水市を対象にした数量調査や面接調査等から、日本の地域社会の新たな状況を捉え、対外国人意識改善に向けた方策を提起したい。
  • [お問合せ先]:慶應義塾大学文学部 吉原和男 TEL 03-3453-4511

◇研究会開催のお知らせ:「グローバリゼーションと東アジアの公共観の変貌」第4回 研究会
  • [日時]:2008年4月12日(土)14:30〜
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)大学院棟8階・東アジア研究所第1共同研究室
  • [発表1]:
    • 河口充勇(同志社大学 技術・企業・国際競争力研究センター 特別研究員)
    • 『近年の台湾における公共観の変貌―陳其南の「公民社会」論とその政策的実践を手がかりに―』
  • [発表2]:
    • 若林敬子(東京農工大学大学院農学府国際環境農学教授)
    • 『中国における人口政策の変遷と公共観の変貌』
  • [お問合せ先]:慶應義塾大学文学部 藤田弘夫

◇研究会開催のお知らせ:「華僑華人学会2007年度第4回研究会」
  • [日時]:2008年2月28日(木)18:30〜20:00(終了後には懇親会を予定しています)
  • [会場]:慶應義塾大学三田キャンパス 南館5階ディスカッションルーム
  • [発表者]:東條哲郎(東京大学大学院人文社会系研究科博士課程)
  • [論題]:「マレー半島における華人錫鉱業と海峡植民地:19世紀後半から20世紀初頭における生産と流通を中心に」
  • [コメンテイター]:古田和子(慶應義塾大学経済学部教授)
  • [司会]:吉原和男(慶應義塾大学文学部教授,企画委員)
  • [華僑華人学会ホームページ]:http://www.jssco.org/

◇研究会開催のお知らせ:アジア移民研究会
第6回アジア移民研究会

  • [日時]:2008年1月12日(土曜日)13時〜
  • [会場]:慶應義塾大学三田キャンパス、第3校舎(大学院校舎)2階323号教室
  • [発表]:
    • 発表1
      • 発表者:南 真木人(国立民族学博物館 研究戦略センター)
      • 「非正規滞在ネパール人の社会運動」
      • コメンテイター:関口真理(亜細亜大学非常勤講師)
    • 発表2
      • 発表者:サヴェリエフ・イゴリ(名古屋大学大学院国際開発研究科)
      • 「ロシアの人口減少問題と中国人移動者の新ネットワーク形成」
      • コメンテイター: 王雪萍(慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所)
    • 司会:吉原和男(慶應義塾大学文学部)
  • [お問合せ先]:慶應義塾大学文学部・吉原和男
◇研究会開催のお知らせ:華僑華人学会■2007年度大会のお知らせ■
華僑華人学会
■2007年度大会のお知らせ■
  • [日時]:2007年11月17日(土)
  • [会場]:慶應義塾大学(三田)第1校舎108教室
  • [プログラム]:
    • 09:30            受付開始 第1校舎108教室前
    • 10:00〜13:00 一般発表
    • 13:00〜14:30 理事会
    • 14:30〜15:50 共通論題:華僑華人パラダイムを越えて  北館1階ホール
      • 基調講演:Caroline Sy Hau(京都大学東南アジア研究所)
      • 演題:The Cultural Politics of Chineseness(「華僑華人像」の文化政治学)
      • ディスカッサント:山本信人(慶應義塾大学法学部)
      • 司会:宮原暁(大阪大学グローバルコラボレーションセンター)
    • 16:00〜17:00 総会     北館1階ホール
    • 17:30〜19:30 懇親会  北館1階ファカルティクラブ
  • [参加費]:(当日会場でお支払いください):
    • 研究大会参加費:学会会員2,000円  非会員2,500円
    • 懇親会参加費:一般会員5,000円  学生会員3,000円
  • [詳細]:http://www.jssco.org/
◇宮家準先生特別講義
慶應義塾大学創立150周年記念・宮家準先生特別講義
  • [日時]:2007年10月27日(土) 16:00〜17:30
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)・西校舎517番教室
  • [題名]:「いのち」と「こころ」 ―死を見つめて今を生きる―
  • [講師]:宮家 準(慶應義塾大学名誉教授)
  • [講義概要]:
    日本人の死生観の検討を通して、「からだ」と「こころ」が相伴う形で真に「生きる」とは何かを一緒に考えたいと思います。
  • 入場無料(お申し込み不要)
  • [お問合せ先]:鈴木正崇
◇研究会開催のお知らせ:アジア移民研究会
第5回アジア移民研究会

  • [日時]:2007年10月27日(土曜日)13時〜
  • [会場]:慶應義塾大学三田キャンパス、第3校舎(大学院校舎)2階323号教室
  • [司会]:吉原和男(慶應義塾大学文学部)
  • [コメンテイター]:
    • 浅川晃広(名古屋大学大学院国際開発研究科)
    • 藤野陽平(東京外国語大アジアアフリカ言語文化研究所)
  • [発表1]:
    • 発表者:横田祥子(首都大学東京)
    • テーマ:「台湾のベトナム人女性について」
  • [発表2]:
    • 発表者:柳蓮淑(関東学院大学)
    • テーマ:「国外へ婚出する韓国人女性について」
  • [お問合せ先]:慶應義塾大学文学部・吉原和男
◇研究会開催のお知らせ:アジア移民研究会
第4回アジア移民研究会

  • [日時]:2007年9月29日(土曜日)14時〜
  • [会場]:慶應義塾大学三田キャンパス、第3校舎(大学院校舎)2階323号教室
  • [司会]:吉原和男(慶應義塾大学文学部)
  • [コメンテイター]:
    • 坂中英徳(外国人政策研究所)
    • 小嶋 茂(海外日系人協会海外移住資料館)
  • [発表1]:
    • 発表者:川上郁雄 (早稲田大学)
    • テーマ:「日本在住ベトナム人について」
  • [発表2]:
    • 発表者:池上重弘 (静岡文化芸術大学)
    • テーマ:「浜松市の南米系外国人について」
  • [お問合せ先]:慶應義塾大学文学部・吉原和男
◇国際交流基金・異文化理解講座のお知らせ
「アジア理解講座」2007年第2期
『インド・神話と芸能:神々を演じる人々』
  • [日時]:2007年9月27日〜12月13日。毎木曜日・全12回。19時〜20時30分
  • [会場]:ジャパンファウンデーション国際会議場(港区赤坂) [10月11日は日本教育会館]
    〒107-6020 東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル20階
    (東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」3番出口、銀座線/南北線「溜池山王駅」13番出口)
  • [定員]:各講座100名(先着順)
  • [受講料金]: 全12回分 12,000円(税込み)
  • [主催]:ジャパンファウンデーション
  • コーディネーターからのメッセージや詳しい日程についてはこちらをご覧下さい。
  • [お問い合わせ・お申し込み]:
    • 「異文化理解講座」事務局:(財)国際文化交流推進協会(エース・ジャパン)
    • http://www.jpf.go.jp/j/culture_j/topics/lec/index.html
    • 〒107-0052 東京都港区赤坂1丁目9番15号 日本自転車会館2号館9階
    • TEL:03-5562-0756 FAX:03-5562-4423
    • 受付:10:00〜12:30/13:30〜17:30(土日祝除く)
◇研究セミナー開催の御案内:<精神医学史研究セミナー>
<精神医学史研究セミナー>

[日時]: 2007年7月25日(水曜日) 18:30〜20:00
[場所]: 慶應義塾大学・三田校舎・東館6階 G-SEC LABO室
     東京都港区三田2-15-45 JR山手線 ・田町駅 下車、東京タワー方向へ徒歩8分 アクセス地図

<精神医学史研究セミナー>「文化医療臨床人類学の新展開」
――精神医学の歴史研究:精神医療のローカルな実践と変容の医学誌史・社会史的検討を通して――

  • 講演:鈴木晃仁(慶應義塾大学・医学史研究)
  • 演題:Hysterics and Degenerates, Japanese Style: Doctors and Patients in a Private Psychiatric Hospital in Modernist Tokyo
  • 指定討論者:
    • Allan Young(McGill University・慶應義塾大学社会学研究科特別招聘教授:文化・医療人類学)
    • 北中淳子(慶應義塾大学:人間科学・医療人類学)
  • 司会 宮坂敬造(慶應義塾大学:人間科学・文化人類学)
  • セミナー講義要旨
     The presentation examines the intersection of psychiatry and domesticity in Japan in the 1920s and 30s, based on the analysis of patients' record in the archive of Oji Brain Hospital in Tokyo .Particular attention will be paid to two diagnostic categories, hysteria and degeneration. Although academic and popular psychiatric writings were influenced by medical ideas current in the West, the actual practice of diagnosis of the two diseases in the 1920s and 30s was very different from what that was in the West.The diagnosis of hysteria was not confined to young unmarried women, but extended to women of all age groups. Degeneration was mostly male problem, mainly referring to their inability to make a respectable living. This presentation attempts to decipher these local medical culture and to relate it to the dynamics of the modernization and urbanization of Japan .
  • [お問合せ先]:
    • FAX 03-5427-1578
    • 慶應義塾大学・文学部・人間科学専攻研究室
    • 宮坂敬造
◇研究会開催のお知らせ:第3回アジア移民研究会
下記の通り研究会をシンポジウム形式で開催致します。興味をお持ちの方とお誘い合わせてご参加下さい。今回は慶應義塾大学21世紀COE・多文化市民意識研究センターとの共催とさせていただきます。

  • [日時]:2007年7月14日(土) 13:00〜
  • [会場]:慶應義塾大学(三田)第1校舎102号教室
  • [司会]:吉原和男(慶應義塾大学文学部)
  • [発表1]:
    • 発表者:高畑 幸(広島国際学院大学現代社会学部)
    • 論題:「名古屋市中心部の繁華街におけるフィリピン人コミュニティ:地域社会への参加を中心に」
    • コメンテイター:小林孝広(早稲田大学人間科学部)
  • [発表2]:
    • 発表者:魯 富子(天理大学国際文化学部)
    • 論題:「名古屋市における韓国系移住者の定着過程」
    • コメンテイター:河 明生(外国人政策研究所)
  • [総合討論]:
    • 座長:関根政美(慶應義塾大学法学部)
  • [お問合せ先]:慶應義塾大学文学部・吉原和男
◇研究会開催のお知らせ:慶應義塾大学アートセンター「トランス文化の位相」研究会
「グレゴリー・ベイトソンの精神の生態学と芸術の心性」

  • [日時]:2007年6月18日(月) 13:30〜17:00
  • [会場]:慶應義塾大学 三田校舎 東館6階 G-SEC LABO
  • [講師]:基調講演 Mary C. Bateson(George Mason 大学名誉教授)
  • [主著]:
    • 『娘の目から―マーガレット・ミードとグレゴリー・ベイトソンの私的メモワール』(佐藤・保坂訳)国文社。
    • 『天使のおそれ―聖なるもののエピステモロジー』(星川訳)青土社。
    • 『女性として人間として』(桜内訳)TBSブリタニカ。
  • [略歴]:
    • The Institute for Intercultural Studies 所長(New York)。
    • ハーヴァード大学客員教授。The Center on Aging & Work/Workplace Flexibility( Boston College)客員研究員。
  • [講演]:
    • グレゴリー・ベイソンのバリ関係等の映像人類学作品などの一部の上映
    • ベイトソン思想に関係するパフォーマンス・アーティスト 桜井真樹子(14時30分頃の予定)
    • M.C.Bateson教授を囲み、人類学・美学・哲学・臨床研究者のコメントと討議
  • [お問合せ先]:慶應義塾大学文学部宮坂敬造
    • Fax:03-5427-1578
◇研究会開催のお知らせ:日本華僑華人学会2007年度第1回研究会
2007年度の第1回研究会を以下のように開催します。奮ってご参加下さい。
なお、日本華僑華人学会の会員以外の方も参加できます。

  • [日時]:2007年6月16日(土曜日)13:00-16:30
  • [会場]:慶應義塾大学、三田キャンパス 第1校舎2階124番教室
  • [司会]:吉原 和男(慶應義塾大学文学部教授)
  • 発表(1)13:00〜
    • 発表者:北村 由美(京都大学東南アジア研究所)
    • 論題:「インドネシアにおける孔子教の再公認化をめぐって」
    • コメンテーター:山本 信人(慶應義塾大学法学部)
    • <要旨>
       インドネシア華人の間では、20世紀初頭より儒教の宗教化がすすみ、孔子教(Agama Khonghucu)として成立する。1965年、孔子教は当時のスカルノ大統領によってイスラム、カトリック、プロテスタント、ヒンドゥー、仏教とともには公認宗教として認められる。しかし同年9月のクーデターによってスカルノは失脚し、その後成立したスハルト体制は「同化政策」の名のもとに、強靱な対華人政策を実施していく。孔子教の活動も、1967年に発布された「中国的な表現活動や宗教活動を禁止」する大統領例14条によって制約された後、1978年には公認宗教から外される。1996年、このような歴史的経緯をもつ孔子教再認定への運動がスラバヤからおこり、その後スハルト政権の崩壊とともに、徐々に公認下への法的措置が行われる。最終的に、孔子教は2006年1月に現政権によって公認化される。本報告では、孔子教の再公認化にいたる過程を概観した上で、現代インドネシアにおいてインドネシア華人にとって孔子教が持つ意義を検討する。
  • 発表(2)15:00〜
    • 発表者:成瀬 千枝子(関西学院大学大学院生)
    • 論題:「日本の華人ビジネスの変容 ―大阪の江蘇省出身者を中心に―」
    • コメンテーター:周 飛帆 会員(千葉大学外国語センター)
    • <要旨>
       本発表では、大阪の江蘇省出身者を中心として、日本の華人ビジネスの世代的変容および時代的変容を考察したい。戦前戦中に来日した江蘇省出身者は概ね理髪業に従事したが、戦後その次世代たちはどのようなビジネスに従事しているのか、また、1980年代以降来日した江蘇省出身者はどのようなビジネスに従事しているのかについて、全体的特徴を把握した上で個別事例をとりあげる。
  • [お問合せ先]:慶應義塾大学文学部・吉原和男
◇研究会開催のお知らせ:日本生活学会関東部会/マツリ研究会・合同研究会
  • [日時]:2007年5月26日(土) 午後2時〜6時ころ
  • [場所]:慶應義塾大学・三田大学院棟2階・325−B
  • [発表]:山道佳子(慶應義塾大学文学部准教授:スペイン史)
  • [題名]:「近代スペインの形成と祭り―祭りの比較研究から―」

◇ルイ・ヴィトン ジャパン講座 パブリックレクチャーのお知らせ
 
  • [日時]:2007年4月20日(金)午後6時〜午後7時30分
  • [場所]:慶應義塾大学三田キャンパス北館ホール
  • [講師]:アンヌ・ブッシイ氏(Anne Bouchy)(フランス国立極東学院教授)
  • [演題]:「内と外の接点で―日本の民俗社会でのフィールドワーク」
  • [参加費]:無料。事前申込不要、先着順(定員150名)
  • [使用言語]:フランス語(日本語の同時通訳あり)
  • [日本語要旨]:フィールドワークは民族学や民俗学という社会科学の基礎であり、特定の社会と別の社会、あるいは研究者同士、そして研究課題との出会いの鍵でもある。しかし、日本社会の「内」側に属していない「外」側の研究者は、日本の民俗社会において実際にどのようにフィールドワークを行うことができるだろうか。異文化理解につながるその研究成果は、学術的にあるいは社会的に、日本の内と外でどのような評価を受けているのだろうか。アンヌ ブッシイは、日本での民間信仰や女性史に関しての長期にわたるフィールドワークの経験をもとに、独自の民俗調査の手法を編み出し実践してきたそのプロセスを検討すると共に、フィールドワーク自体の変化が研究成果に及ぼす影響を考えるという二つの観点から、「内」と「外」の諸問題を検討する。
  • [日本語主要著作]:
    • 『捨身行者実利の修験道』角川書店、1977.
    • 「愛宕山の山岳信仰」「実利行者と大峯山」『山岳宗教史研究叢書』第11巻、名著出版、1978.
    • 「民間宗教の諸相」『熊野市史』 III, 熊野市教育委員会, 1983.
    • 「稲荷信仰と巫覡」五来重編『稲荷信仰の研究』山陽新聞社、1985.
    • 「母の力-産屋の民俗と禁忌」脇田晴子編『母性を問う』人文書院、1985.
    • 「志摩・伊勢の薬師信仰」五来重編『薬師信仰』雄山閣、1986.
    • 「お伽草子『役行者物語絵巻』の役行者伝 」桜井徳太郎他編『仏教民俗大系』1,名著出版、1993.
    • 「海女の鑿と海の領主の弓-海女社会の労働形態と村落組織の二重構造・三重県石鏡町を例にして」脇田晴子他編『ジェンダーの日本史』東京大学出版会、1995.
    • 「神々は山を去っていくのか。巫覡の他者性とアイデンティティ」ブッシィ・脇田晴子編『アイデンティティ・周縁・媒介』吉川弘文館、2000.
  • [お問合せ先]:慶應義塾大学国際センター学術交流担当
    • TEL 03-3453-4511(内線22359)
  • フランス語要旨等につきましては、こちらをご覧下さい。
◇慶應義塾 創立150周年未来先導基金プログラム
Changing Faces of Nationalism in Asia -変わりゆくナショナリズムとアジア-
公開講演会のお知らせ
  • 第1回
    • [日時]: 2007年3月26日(月)10:30〜11:30 (開場 9:50am)
    • [場所]: 慶應義塾大学 三田キャンパス 西校舎ホール
    • [講師]:ニコラス・ダークス(コロンビア大学副学長、学部長、教授(人類学・歴史学))
    • [演題]: "On the Question of Sovereignty: Nationalism in an ImperialContext"「主権について−ナショナリズムと帝国の確執から−」
    • [主要著書]
      • 『心のカースト』(2001)
      • 『植民地化政策と文化』(1992)
      • 『帝国のスキャンダル』(2006)
    • [言 語] 英日(同時通訳付)
  • 第2回
    • [日時]: 2007年3月27日(火)10:30〜11:30 (開場 9:50am)
    • [場所]: 慶應義塾大学 三田キャンパス 西校舎ホール
    • [講師]: ベネディクト・アンダーソン(コーネル大学名誉教授(東南アジア地域研究・国際関係))
    • [演題]: "Can Nationalism Still Change?"「ナショナリズムのゆくえ」
    • [主要著書]
      • 『想像の共同体』(1983,邦訳1987)
      • 『比較の亡霊』(1988,邦訳2005)
      • 『三つの旗の下で』(2006)
    • [言 語] 英日(同時通訳付)
  • 参加費:無料
  • 参加登録:http://www.gsec.keio.ac.jp/event/cfna/public_l_j.html
  • お問合せ先 慶應義塾大学公開講演会事務局 株式会社アイキューブつくば内
    • E-mail : sec@gsec-ws2007.com
    • Tel : 029(855)2113
    • Fax : 029(855)0198

◇研究会開催のお知らせ:第2回アジア移民研究会

 この研究会では、アジアの人びとの移動・移住をアジアの域内と域外に目配りして研 究していきます。前回の日本の帰化法制、日本に住むタイ人・インドネシア人につい ての3本の発表に続き、今回は以下のような発表を二人の専門家にお願いしました。 異なるディシプリンや異なる関心を持つ参加者が共に考えるワークショップにしたい と考えます。お忙しい時期ですが、奮ってご参加下さい。

  • <世話人>  
    • 慶應義塾大学文学部    吉原和男(代表)
    • 慶應義塾大学文学部    鈴木正崇
    • 慶應義塾大学法学部    関根政美
    • 慶應義塾大学文学部    柳田利夫
    • 東北大学大学院文学研究科 吉原直樹
  • <日時>:2007年1月13日(土曜日)13:00-16:45
  • <会場>:東京都港区三田2丁目 慶應義塾大学 第1校舎2階122番教室
  • <プログラム>
    • 13:00-14:45 「インド系移民と在日インド人の歴史と動向」
      • 南埜 猛 氏 (兵庫教育大学)
      • コメンテイター:鈴木正崇 世話人
    • 15:00-16:45  仮題「ブラジル人研究の動向:批判と私の研究」
      • アンジェロ・イシ 氏(武蔵大学)
      • コメンテイター:柳田利夫 世話人

研究会の終了後、懇親会を予定しています。ご参加予定の方はできるだけ前日 の12日夜7時までに吉原までご連絡下さいますようお願いします。


◇研究会開催のお知らせ:日本口承文芸学会第52回研究例会

  • [日時]:2006年10月21日(土)13時〜17時00分
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)第一校舎3階 132号室
  • [テーマ]:中国の正月風景
  • [趣旨]:
    中国では新しく誕生する“年”を用意万端整えて迎え、過ごし、送る。それはおよそ臘月二十三日から正月十五日までの長期間にわたる。その間、正月一日は「鶏日」、正月七日は「人日」と呼び、それぞれ鶏の誕生日、人の誕生日とする等、多様で多彩な行事が途切れない。そこに人々の込めた深い祈りをみていきたい。
  • [コーディネーター]:
    • 百田弥栄子(中日文化研究所教授)
    • 「神話伝承資料と造形資料の紹介等」
  • [報告者]:
    • 鈴木 健之(東京学芸大学教授)「漢族の正月風景」
    • 川野 明正(東京理科大学専任講師)「白族の正月風景」
    • 鈴木 正崇(慶應義塾大学教授)「苗族の正月風景」
  • 会場では「正月風景」の神話伝承資料を配布し、年画や剪紙、服飾、結等を展覧し、ビデオも用意いたします。

◇研究会開催のお知らせ:慶應義塾大学言語文化研究所 2006年度公開講座

全体テーマ 『日系人の生活とアイデンティティ』

  • 10月28日(土)14:00-15:30(三田キャンパス 西校舎524番教室)
    • 講師:柳田利夫(慶應義塾大学・文学部教授)
    • 「ペルー:Undokay(運動会)とアイデンティティ」
    • ペルー日系社会最大のスポーツイベント"Undokay"は、戦前ペルーへ移住した日本人が「天長節奉祝大運動会」として開始したものである。戦前期の「運動会」と現在の"Undokay"における連続と断絶を通して、ペルー日系社会の生活とアイデンティティ戦略の分析を試みる。
  • 11月4日(土)14:00-16:00(三田キャンパス 北館ホール)
    • 講師:日比谷潤子(国際基督教大学・教養学部教授)
    • 「カナダ:言語変容とアイデンティティ」
    • さまざまな理由で生まれ育った国や地域を離れ、別の国や地域に暮らすようになった人々は、必然的に言語接触を体験する。本講座では、他の移民コミュニティにおける言語変容・言語シフトとの比較を通して、カナダ日系社会の特徴を解明していく。
  • 11月11日(土)14:00-16:00  (三田キャンパス 南校舎454番教室)
    • 講師:三澤健宏(津田塾大学・学芸学部教授)
    • 「メキシコ:家族戦略とアイデンティティ」
    • 戦前にメキシコに渡った日系移民家族の世代間の変化のあり方を、文化及び社会的な再生産のストラテジーという視点から、二世の教育、労働、結婚、世代間の支援そしてアイデンティティといった側面に焦点を当てながら考えてみたい。
  • 場所:慶應義塾大学 三田キャンパス http://www.keio.ac.jp/access.html
  • 申込:受講料無料・申し込みは不要。
  • 興味がある方はぜひお越しください。学生だけでなく一般の方の受講も歓迎しております。

◇研究会開催のお知らせ:祭礼・祝祭研究会 公開講演会

  • [日時]:2006年5月21日(日) 13:00〜
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)大学院校舎1階311番教室
  • [講師]:芦田徹郎(甲南女子大学教授)
  • [題名]:「現代祝祭論の諸論点−そのアイロニーとパラドクスをめぐって−」
  • [主催/共催]:祭礼・祝祭研究会(日本生活学会関東部会)
  • [お問合せ先]:竹中宏子  E-mail:

◇折口信夫・池田弥三郎記念講演会

  • [日時]:2005年10月1日(土)午後1時30分〜
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)北館ホール
  • [演題・講師]:
    • 「東アジアの目連戯ー祭祀芸能文化の基軸を求めて」野村伸一
    • 「『海やまのあひだ』を読むー<折口学>の相貌」長谷川政春
    • 「フィールドからのまれびと論」野本寛一
  • [主催]:慶應義塾大学文学部国文学研究室
  • [連絡先]:東京都港区三田2-15-45 慶應義塾大学藤原研究室 03−5427−1208

◇日本華僑華人学会研究例会のお知らせ

  • [日時]:2005年7月12日(火曜)午後6時〜
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)大学院校舎1階311番教室
  • [講師]:山下清海(筑波大学大学院教授:人文地理学専攻、慶應義塾大学文学部非常勤講師)
  • [題名]:「世界と日本の華人社会の動向」
  • [問合せ]:慶應義塾大学文学部吉原和男

◇日仏合同研究会のお知らせ

フランス国立極東学院のプロジェクト「日本社会におけるウチとソトの力学」に基づく日仏共同の研究会を下記の通り開催しますので、万障お繰り合わせの上、御参集下さい。

  • [日時]:2005年4月25日(月)午後3時〜7時
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)大学院校舎8階・東アジア研究所第一共同研究室
  • [題名・講師]:
    • 1:「新宗教」藤田庄市(写真家)
    • 2:「神仏分離」神田より子(敬和学園大学教授)
    • 3:「女人禁制」鈴木正崇(慶應義塾大学教授)
  • [問い合わせ]:慶應義塾大学文学部・鈴木正崇 TEL 03-5427-1138 FAX 03-5427-1578

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送