木曜会バックナンバー

2012年度までの開催の記録

 

 

トップページに戻る

     
◇第197回木曜会のお知らせ

    下記の通り木曜会を開催致しますので、万障お繰り合わせの上、御参集下さい。今回は三田哲学会との共催です。

  • [日時]:2012年11月13日(火) 午後6時15分〜
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)西校舎525-B教室
  • [講師]:塚原伸治(日本学術振興会特別研究員PD/東京大学東洋文化研究所)
  • [題名]:「伝統的商慣行と『老舗』の近代―千葉県香取市佐原の商家を事例に―」
  • [講師略歴]:
    • 2006年 筑波大学第一学群人文学類 卒業
    • 2008年 日本学術振興会特別研究員DC1
    • 2011年 筑波大学大学院博士課程人文社会科学研究科 単位取得退学
    • 2011年 日本学術振興会特別研究員PD/東京大学東洋文化研究所
  • [主な業績]:
    • 「マチにおける『売る―買う』関係―商いをめぐる二つの縁―」『日本民俗学』第254号、2008年。
    • 「経営戦略としての『伝統』―地方都市小売業における伝統的商慣行の選択―」『現代民俗学研究』第2号、2010年。
    • 「豪商の衰退と年齢組織の成立―近現代におけるダンナの動態をめぐって―」『史境』第62号、2011年。
    • 「現金の生々しさと『ふさわしくない』取引―手形の利用からみる伝統経済の美学―」『比較民俗研究』第26号、2011年。
  • [お問合せ先]:鈴木正崇

◇第196回木曜会のお知らせ

    下記の通り木曜会を開催致しますので、万障お繰り合わせの上、御参集下さい。今回は三田哲学会との共催です。

  • [日時]:2012年6月26日(火) 午後6時15分〜
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)西校舎525-B教室
  • [講師]:川島秀一(神奈川大学特任教授)
  • [題名]:「海を介した生活文化―三陸沿岸から見えた世界―」
  • [講師紹介]:1952年、宮城県気仙沼市生まれ。法政大学社会学部卒業。博士(文学)。東北大学附属図書館、気仙沼市史編纂室、リアス・アーク美術館等を経て、2012年4月より現職。日本常民文化研究所研究員。
  • [主な業績]:
    • 『ザシキワラシの見えるとき』1999、三弥井書店。
    • 『憑霊の民俗』2003、三弥井書店。
    • 『漁撈伝承』2003、法政大学出版局。
    • 『カツオ漁』2005、法政大学出版局。
    • 『追込み漁』2008、法政大学出版局。
    • 『魚を狩る民俗』2011、三弥井書店。
    • 『津波のまちに生きて』2012、冨山房インターナショナル。
    • 編著に山口弥一郎『津浪と村』2011、三弥井書店、など。
  • [要旨]:
        カツオ船などの近海漁船における船上の習俗や儀礼には、北前船において行われていたものが、乗組員を通して伝わってきたと思われる形跡がみられる。それらは近世・近代から現代へ、あるいは大きく捉えれば日本海岸から太平洋岸へと、北前船と近海漁船という同じ「沖船」の生活文化として伝承されてきた。その生活文化は船上にとどまらず、港町の特質を彩るものとしても大きく影響を与えてきた。以上のような、海に向き会ってきた人間たちの民俗社会を紹介する。
  • [お問合せ先]:鈴木正崇

◇第195回木曜会のお知らせ

    下記の通り木曜会を開催致しますので、万障お繰り合わせの上、御参集下さい。今回は三田哲学会との共催です。

  • [日時]:2011年10月25日(火) 午後6時15分〜
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)西校舎525-A教室
  • [講師]:板橋春夫(國學院大學非常勤講師)
  • [題名]:「男性産婆の発見―近代出産文化史の再構築をめざして―」
  • [略歴]:
    • 1954年、群馬県に生まれる。
    • 1976年、國學院大學法学部卒業。
    • 1976年、伊勢崎市立図書館司書(以後、市史編さん室、文化財保護課等に勤務)。
    • 2011年3月、赤堀歴史民俗資料館長で退職。
    • 博士(文学・筑波大学、2006)。
    • 現在、國學院大學、群馬パース大学、群馬大学、筑波大学などで講師を務める。
  • [主な業績]:
    • 『葬式と赤飯―民俗文化を読む―』(煥乎堂、1995年)、
    • 『誕生と死の民俗学』(吉川弘文館、2007年)、
    • 『出産』(叢書いのちの民俗学1。社会評論社、2009年)、
    • 『長寿』(叢書いのちの民俗学2。社会評論社、2009年)、
    • 『生死』(叢書いのちの民俗学3.社会評論社、2010年)ほか。
  • [要旨]:
        「産婆」という仕事は女性だけの職域ではなかった。政府は明治32年「産婆規則」で産婆制度の確立を目指したが、従前から男性の出産介助者、すなわち「男性産婆」が存在していた。彼らの中には視覚障害者もいたが、健常者もその職に携わった。私は改めて男性産婆を発見したのである。私の調査では昭和29年まで出産に関与した事例が確認されている。性差役割や労働の視点を加味しながら、男性産婆をどのように位置づけるべきか。今回は近代出産文化史の再構築に関する話題提供を試みたい。
  • [お問合せ先]:鈴木正崇

◇第194回木曜会のお知らせ

    下記の通り木曜会を開催致しますので、万障お繰り合わせの上、御参集下さい。
    今回は三田哲学会との共催です。

  • [日時]:2010年7月13日(火)午後6時15分〜
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)西校舎513番教室
  • [題名]:「荒神をめぐる象徴体系―儀礼/芸能/寺社縁起―」
  • [講師]:高橋悠介(神奈川県立金沢文庫学芸員)
  • [講師紹介]:
    • 1978年生まれ。専門は、日本中世文学(特に能楽)及び日本仏教史。博士(学術)。
    • 慶應義塾大学大学院文学研究科(国文学専攻)修士課程修了。
    • 東京大学大学院総合文化研究科博士課程、日本学術振興会特別研究員を経て、現職。
    • 法政大学能楽研究所客員所員を兼任。
  • [主な業績]:
    • 「比叡山の巡礼記と記家―根本中堂前の竹台をめぐって―」『巡礼記研究』2集、2005年。
    • 「荒神の縁起と祭祀」『巡礼記研究』3集、2006年。
    • 「禅竹能楽論における「露」の一側面―『六輪一露之記注』付載の歌をめぐって―」『能と狂言』5号、2007年。
    • 「猿楽における荒神信仰―金春禅竹『明宿集』を中心に―」『国文学 解釈と鑑賞』74巻10号、ぎょうせい、2009年。
  • [お問合せ先]:鈴木正崇

◇第193回木曜会のお知らせ

    下記の通り木曜会を開催致しますので、万障お繰り合わせの上、御参集下さい。
    今回は三田哲学会との共催です。

  • [日時]:2010年4月28日(水)午後6時10分〜
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)大学院校舎325B教室
  • [題名]:「不可視の墓制−廟墓ラントウと墓前祭祀−」
  • [講師]:水谷 類(たぐい)(明治大学兼任講師・日本女子大学非常勤講師)
  • [講師紹介]:明治大学大学院博士後期課程修了。博士(史学)。専門は、中世史、宗教史、歴史民俗学、祭・芸能史研究。
  • [主な業績]:
    • 『廟墓ラントウと現世浄土の思想−中近世移行期の墓制と先祖祭祀−』2009年、雄山閣。
    • 『墓前祭祀と聖所のトポロジー−モガリから祀り墓へ−』2009年、雄山閣。
    • 『中世の神社と祭』2010年(予定)、岩田書院。
    • 『墓制・墓標研究の新展開−歴史・考古・民俗学の視点から−』仮題、2010年(予定)、岩田書院。
    • その他論文多数。
  • [内容]:
        多くの祭は、なぜか「死」の憂いを漂わせている。一方、葬儀や墓所は、ある面、不思議な「祝祭」の華やかさで彩られている。祭と死とは、どこか深い水脈でつながっているらしい。
        一般に廟墓と呼ばれる墓は、死霊を祀る神殿の側面を持っている。そこには確かに、日本的な先祖観、死生観がくっきり映し出されているのだが、そうした先祖観・死生観を原始や古代に遡って「日本人固有の信仰」と呼ぶことには躊躇せざるを得ない。それでは、神社や寺堂に死霊を神として祀る「人神祭祀」や、季節毎の死霊迎え、家毎の氏神祭祀などの習俗を、すべてひっくるめて神仏習合の名のもとに前近代的民俗信仰として片付けられるかと言えば、そうはいかない。死霊を神に祀る習俗、ホトケを神と観念する信仰には、古代からの曲がりくねった精神史的道筋があるのである。
        廟墓ラントウと私が名付けた墓の施設は、現在分かっている限り、中世の後半に登場する。その実体を探るうちに、日本人が営んできた葬・墓・祭のプロセスと、墓制の歴史的な展開モデルが明らかになりつつある。それは意外にも、宗教史がこれまで論じてきた神仏習合論や、民俗学がよく判りもしないで語ってきた先祖祭祀信仰論とは別の姿をしているらしい。
        モガリ葬、火葬拒否の論理、死骸敵対などなど、古代から中世、そして中世から近世へと移りゆく間に、墓はさまざまにその荘厳と意味付けを変容させた。葬・墓・祭の展開モデルは、数世紀という長いスパンで「ゆらぎ」を繰り返す。いま私たちは、わずかに姿を表しているその一端を見ているに過ぎない。
  • [お問合せ先]:鈴木正崇

◇第192回木曜会のお知らせ

  下記の通り木曜会を開催致しますので、万障お繰り合わせの上、御参集下さい。
  映画を上映して、製作者によるお話をお聞きします。
  今回は三田哲学会との共催です。

  • [日時]:2010年1月12日(火)午後6時20分〜8時20分
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)西校舎1階516番教室
  • [映画上映]:『湯の里ひじおり―学校のある最後の1年』(76分/カラー/2009)
  • [講師]:飯塚俊男(映画美学校ドキュメンタリーコース高等科主任講師)
  • [上映作品の解説]:
    • 製作:飯塚俊男 監督:渡辺智史 撮影:堀田泰寛 構成・編集:鍋島惇 録音:久保田幸雄 ナレーション:伊藤惣一 製作・配給:アムール+パンドラ
    • 日本では少子化と合理化により、数え切れない学校が統廃合している。東北有数の湯治場・山形県大蔵村肘折温泉の小中学校も閉校した。しかし多くの客が昔と変わらず肘折へと戻ってきて、湯治をする。その基層には地域で温泉を守ってきた風習や、霊峰月山の風土がある。地域が急速に画一化している今、素朴な湯治場の日常から地域の再生を問い、見つめ直す。山形県出身の渡辺智史監督による初長編作品。
  • [講師略歴]:
    • 1947年群馬県前橋市生まれ。
    • 学生時代から故小川紳介監督が主催する小川プロダクションに加わり、1975年から91年まで山形県上山市牧野に在住して助監督などを務める。
    • 91年独立して最初の作品『小さな羽音―チョウセンアカシジミ蝶の舞う里』で文化庁優秀映画作品賞、キネマ旬報93年文化映画部門第1位など。
    • 94年映像プロダクション「アムール」設立。記録・文化映画を数多く監督するほか、本作『湯の里ひじおり』ではプロデューサーを務めている。
    • 近年は映像教育や、前橋のまちなか映画館再生事業などにも関わっている。
    • 2002年〜03年東北芸術工科大学にて民俗映像の指導にあたる。
    • 2009年10月より現職。
  • [主要作品]:
    • 助監督『ニッポン国古屋敷村』(小川紳介監督・1982年)
    • 助監督『1000年刻みの日時計―牧野村物語』(小川紳介監督・1987年)
    • 監督『小さな羽音―チョウセンアカシジミ蝶の舞う里』(1992年)
    • 監督『木と土の王国―青森県三内丸山遺跡'94』(1995年)
    • 監督『一万年王国―青森県の縄文文化』(1996年)
    • 監督『縄文うるしの世界』(1998年)
    • 監督『幸生の郷土芸人―菊池正男の遺したもの』(1997年)
    • 監督『菅江真澄の旅』全6巻(2002年)
    • 監督『毛越寺の延年の舞』(2003年)
    • 監督『稲と環境』全3巻(2004年)
    • 監督『伊勢神宮 生命の森』(2006年)
    • 監督『映画の都 ふたたび』(2007年)
    • 製作『湯の里ひじおり―学校のある最後の1年』(渡辺智史監督・2009年)
  • [お問合せ先]:鈴木正崇

◇第191回木曜会のお知らせ

  下記の通り木曜会を開催致しますので、万障お繰り合わせの上、御参集下さい。

  • [日時]:2009年12月8日(火)午後6時10分〜
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)大学院校舎2階324番教室
  • [講師]:土居浩(ものつくり大学准教授)
  • [題名]:「墓を巡る会の活動をめぐって―民間学としての東京名墓顕彰会―」
  • [講師略歴]:
    • 1993年、京都教育大学(地域・歴史文化専攻)卒業。
    • 1999年、総合研究大学院大学(文化科学研究科国際日本研究専攻)修了。
    • 博士(学術、総研大1999)。
    • 国際日本文化研究センターCOE研究員を経て、2001年にものつくり大学教員、現在に至る。
  • [主な業績]:
    最近の業績として、
    • 「〈墓地の無縁化〉をめぐる構想力―掃苔道・霊園行政・柳田民俗学の場合―」『比較日本文化研究』10, 比較日本文化研究会, 2006年。
    • 「Religion of Geography の系譜―『地人論』ノート―」千田稔編『アジアの時代の地理学』古今書院,2008年。
    • 「仏教民俗学と近代仏教研究のあいだ―五来重に焦点を当てて―」『季刊日本思想史【特集】近代仏教』74(近刊)。
    がある。
  • [お問合せ先]:鈴木正崇

◇第190回木曜会のお知らせ

下記の通り木曜会を開催致しますので、万障お繰り合わせの上、御参集下さい。
今回は三田哲学会との共催です。

  • [日時]:2009年5月19日(火)午後6時10分〜
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)西校舎523-A教室
  • [題名]:「戦争の民俗への新視角―千人結から千人針へ」
  • [講師]:渡邉一弘(昭和館学芸部企画係長)
  • [講師略歴]:
    • 1966年生まれ。宮崎市出身。
    • 1991年 鹿児島大学大学院人文科学研究科文化基礎論修了(民俗学)
    • 1991年〜1993年 宮崎県史編さん室嘱託(『宮崎県史 民俗1・2』編集執筆)
    • 1995年〜1998年 宮崎県立総合博物館専門調査員
    • 2001年〜昭和館学芸部企画係長として勤務
    • 2008年〜総合研究大学院大学文化科学研究科日本歴史研究専攻博士後期入学
  • [主な業績]:
    • 「南九州のシャーマニズム」『民俗宗教と生活伝承』岩田書院、1999。
    • 「猟場が生み出す道具」『民具研究』120号、日本民具学会、1999。
    • 「戦没者遺族による手記・体験記等の整理」『昭和のくらし研究』創刊号、昭和館、2002。
    • 「千人針研究に向けての整理」『昭和のくらし研究』第6号、昭和館、2008。
  • [お問合せ先]:鈴木正崇

◇第189回木曜会のお知らせ

下記の通り木曜会を開催致しますので、万障お繰り合わせの上、御参集下さい。
今回は三田哲学会との共催です。

  • [日時]:2008年7月16日(水)午後4時30分〜
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)大学院校舎1階314番教室
  • [講師]:内藤正敏(東北芸術工科大学大学院教授)
  • [題名]:「修験の鬼と文芸の鬼―戸隠を中心に―」
  • [講師略歴]:
    • 1938年東京生まれ。
    • 早稲田大学理工学部卒業。
    • 土門拳賞、日本写真家協会年度賞などを受賞。
  • [主な著書]:
    • 『ミイラ信仰の研究』(大和書房)
    • 『修験道の精神宇宙』(青弓社)
    • 『遠野物語の原風景』(筑摩書房)
    • 『日本「異界」発見』(JTB)
    • 『日本のミイラ信仰』(法蔵館)
    • 『鬼がつくった国・日本』(小松和彦との共著。光文社)など。
  • [主な写真集]:
    • 『婆・東北の民間信仰』(朝日ソノラマ)
    • 『出羽三山』(新人物往来社)
    • 『身延山・七面山』(耕土社)
    • 『出羽三山と修験』(佼成出版会)
    • 『遠野物語』(春秋社)
    • 『東京』(名著出版)
    • 『日本の写真家38・内藤正敏』(岩波書店)
    • 『岡本太郎・神秘』(共編、二玄社)など。
  • [お問合せ先]:鈴木正崇
◇第188回木曜会のお知らせ

下記の通り木曜会を開催致しますので、万障お繰り合わせの上、御参集下さい。今回は三田哲学会との共催です。

  • [日時]:2007年12月11日(火)午後6時10分〜
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)大学院校舎1階314番教室
  • [講師]:ドミニック・スケランジェロDominick Scarangello(ヴァージニア大学宗教学部)
  • [題名]:「神仏分離以後の神観念の解体・変容・再構築−秋葉信仰の近代」
  • [講師略歴]:
    • Born in New York State,USA,1968. B.A.(Political Science).
    • Purchase College, State University of New York.. M.A.(Asian Studies).
    • Florida State University. Ph.D.Candidate,Department of Religious Studies, University of Virginia.
  • [主な業績]:
    • ”The Yamato Colony and the Japanese Colonization Movement to the Southern United States.” M.A.Thesis, Florida State University:1998.
    • ”The Original Record of En the Ascetic: The Establishment of Lineage and the Creation of a Sect.” Faculty/Student Biography WorkShop,University of Virginia :2001.
  • [お問合せ先]:鈴木正崇
◇第187回木曜会
第187回木曜会のお知らせ

 下記の通り木曜会を開催致しますので、万障お繰り合わせの上、御参集下さい。今回は三田哲学会との共催です。

  • [日時]:2007年7月11日(水)午後6時10分〜
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)第一校舎1階・107番教室
  • [講師]:八木橋伸浩(玉川大学リベラルアーツ学部教授)
  • [題名]:「都市祭礼研究の可能性−現場からの声−」
  • [講師略歴]:1957年生。成城大学文芸学部卒業。成城大学大学院文学研究科日本常民文化専攻博士課程単位取得満期退学。
  • [主な業績]:
    • 著書:
      • 『都市周縁の考現学』言叢社、1995.
      • 『癒しと和解−現代におけるCAREの諸相』(共著)ハーベスト社、1995.
      • 『キーワードで学ぶ知の連環』(共著)、玉川大学出版部、2007.
    • 論文:
      • 「十三香具と富山売薬」『史潮』新43号、1998.
      • 「民具と民俗資料」『民具マンスリー』33-9、神奈川大学日本常民文化研究所、」2000.
      • 「土佐・宇和島境界域海村の民俗変化」T、U『論叢』(玉川学園女子短期大学紀要)24・25号、2000・2001.
      • 「現代社会と民俗」『日本民俗学』227号、2001.
      • 「離島生活と水」田中宣一他編『海と島のくらし』雄山閣、2002.
      • 「香具師の歴史と民俗−調布市域の事例を中心として−」『調布史談会誌』31号、調布史談会、2002.
      • 「都鄙連続論再考」『論叢』(玉川大学文学部紀要)46号、2006.
      • 「香具師の職分とその実態」『歴博』136号、国立歴史民俗博物館、2006.など。

  • [お問合せ先]:鈴木正崇
    • TEL:03-5427-1138
    • FAX:03-5427-1578
◇第186回木曜会

第186回木曜会のお知らせ

下記の通り木曜会を開催致しますので、万障お繰り合わせの上、御参集下さい。今回は三田哲学会との共催です。

  • [日時]:2007年4月24日(火)午後6時10分〜
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)大学院校舎1階・314番教室
  • [演題]:厚 香苗(あつ・かなえ)[日本学術振興会特別研究員]
  • [演題]:「香具師系露店商のつたえる『伝統』について」
  • [講師略歴]:
    • 1998年武蔵大学人文学部日本文化学科卒業。
    • 2003年國學院大學大学院文学研究科日本文学専攻博士課程前期修了。
    • 2006年総合研究大学院大学文化科学研究科日本歴史研究専攻博士後期課程単位取得退学。
    • 2005年日本学術振興会特別研究員(DC2/総合研究大学院大学)。
    • 2006年(PD/国立歴史民俗博物館)、2007年(PD/神奈川大学)。
    • 第25回日本民俗学会研究奨励賞受賞(2005)。
  • [主な業績]:
    • 「香具師系露店商にみられる『なわばり』の運用」『国立歴史民俗博物館研究報告』123号、2005。
    • 「『賑わい』をつくる人びと−東日本における香具師とニワと商売」『旅の文化研究所研究報告』13号、2005。
    • 「集団内部における隠語の伝承過程」『現代都市伝承論−民俗の再発見』岩田書院、2005。
    • 「テキヤ集団の構造と維持原理」『日本民俗学』238号、2004。
    • 「花街の『お風呂屋』」『都市民俗研究』9号、2003。
    • 「ダイメ―テキヤの儀礼」『都市民俗研究』8号、2002。
  • [お問合せ先]:鈴木正崇(慶應義塾大学文学部)
    • TEL:03-5427-1138
    • FAX:03-5427-1578
◇第185回木曜会のお知らせ

下記の通り木曜会を開催致しますので、万障お繰り合わせの上、御参集下さい。今回は三田哲学会との共催で行ないます。

  • [日時]:2006年4月19日(水) 午後6時10分〜
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)大学院校舎4階・348番教室
  • [講師]:原 淳一郎(慶應義塾大学・宇都宮大学、非常勤講師)
  • [題名]:「近世寺社参詣の宗教文化史的研究」
  • [コメンテイター]:宮家準(慶應義塾大学名誉教授)
  • [講師略歴]:
    • 1974年神奈川県秦野市生まれ。
    • 1998年慶應義塾大学文学部卒業、2000年同大学文学研究科修士課程卒業、2003年同大学文学研究科博士課程単位取得退学。
    • 2004年より日本学術振興会特別研究員(東京大学史料編纂所所属)、宇都宮大学国際関係学部講師(非常勤)。
    • 2005年より慶應義塾大学文学部講師(非常勤)。
  • [主な業績]:
    • 「江戸庶民の社寺参詣―相模国大山参詣を中心として」『地方史研究』280号、1999。
    • 「近世名所寺院の経営と宣伝活動―成田山新勝寺における江戸庶民との接点―」『千葉史学』35号、1999。
    • 「大山参詣をめぐる社寺参詣者の動向―藤沢・江ノ島・鎌倉との関連で―」『史学』70巻2号、2001。
    • 「近世期名所のセット化と富士・大山参詣」『日本歴史』637号、2001。
    • 「近世参詣地名所における参詣者意識―江戸十里以上の江の島参詣―」『交通史研究』51号、2002。
    • 「川崎大師平間寺の隆盛と厄除信仰」『民衆史研究』64号、2002。
    • 「近世後期江戸近郊名所にみる庶民信仰と文人層―病気治癒の現世利益―」『関東近世史研究』53号、2003。
    • 「大山参詣に見る近世の旅―旅日記の分析を通じて―」『郷土神奈川』42号、神奈川県立図書館、2004。
    • 「近世寺社参詣における御師の役割―大山御師の檀廻を通じて―」『史学』73巻2・3号、2004。
    • 「近世における参詣行動と歴史意識―鎌倉の再発見と懐古主義」『歴史地理学』47巻3号、2005。
    • 「寺社参詣における書物の機能―鎌倉参詣と『新編鎌倉志』―」『旅と日本「発見」―移動と交通の文化形成力』〈国際日本文化研究センター国際研究集会報告書〉、2006年度内発刊予定)。
  • [お問合せ先]:鈴木正崇
◇第179回木曜会のお知らせ

下記の通り三田哲学会講演会を開催致しますので、万障お繰り合わせの上、御参集下さい。今回は木曜会との共催となります。

  • [日時]:2005年1月17日(月) 午後6時10分〜
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)大学院校舎5階・358番教室
  • [講師]:鈴木一馨(財団法人・東方研究会研究員、駒澤大学非常勤講師)
  • [題名]:『ホキ内伝』は果たして「陰陽道書」か?―「陰陽道書」の概念をめぐる考察―
  • [講師略歴]:
    • 1989年駒澤大学文学部歴史学科卒業。
    • 1994年駒澤大学大学院人文科学研究科日本史学専攻博士後期課程満期退学。
    • 1995年財団法人東方研究会専任研究員(現、研究員)。
    • 亜細亜大学、駒沢女子大学、駒沢短期大学、駒澤大学で非常勤講師を務める。
  • [主要業績]:
    • 単著
      • 『陰陽道−呪術と鬼神の世界−』講談社選書メチエ244、2002。
    • 共著
      • 『古代史論叢』続群書類従完成会、1994。
      • 『年代学(天文・暦・陰陽道)の研究』汲古書院、1995。
      • 『比較宗教思想論(U)中国・韓国・日本』北樹出版、1997。
      • 『金剛般若経の思想的研究』春秋社、1999。
      • 『異界談義』角川書店、2002。
      • 『陰陽道の講義』嵯峨野書院、2002。
      • 『〈安倍晴明〉の文化学―陰陽道をめぐる冒険―』新紀元社、2002。
      • 『環境と心性の文化史』(上巻・環境の認識)勉誠出版、2003。
    • 主な論文
      • 「『符天暦日躔差立成』とその周辺」『駒沢史学』51、1997。
      • 「式神の起源について」駒沢宗教学研究会『宗教学論集』20、1998。
      • 「怪異と災厄との関係から見た物忌の意味」駒沢女子大学日本文化研究所『日本文化研究』2、1999。
      • 「占いに求める未来」『国立歴史民俗博物館研究報告』91、2000。
      • 「山の信仰と風水―香椎古社と香椎廟をめぐって―」『山岳修験』27、2000。
      • 「『式神』と『識神』とを巡る問題」駒沢宗教学研究会『宗教学論集』21、2001。
      • 「平安時代における陰陽寮の役割について―陰陽道成立期におけるその変化―」『駒沢史学』61、2003。
      • 「『風水』と『癒し』との関係を巡る情報の流通」駒沢女子大学日本文化研究所『日本文化研究』5、2003。
  • [お問合せ先]:鈴木正崇
◇第178回木曜会のお知らせ

下記の通り木曜会を開催致しますので、万障お繰り合わせの上、御参集下さい。三田哲学会との共催となります。

  • [日時]:2004年12月13日(月) 午後6時10分〜
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)大学院校舎5階・358番教室
  • [講師]:菅浩二(國學院大學日本文化研究所共同研究員)
  • [題名]:「神社神道と『国民』についての一考察―戦時体制期と占領下の経験」
  • [講師略歴]:
    • 1993年3月大阪大学文学部哲学科倫理学専攻卒業。
    • 1996年3月國學院大學大学院文学研究科神道学専攻修士課程修了、1999年3月同大学院博士課程満期退学。
    • 2000年1月〜2002年12月 日本学術振興会特別研究員(PD)。
    • 2003年4月國學院大學大学院文学研究科神道学専攻博士課程再入学。2004年3月同課程修了。
    • 論文「朝鮮・台湾総督府下神社祭神の研究」により博士(宗教学)。
    • 現在、國學院大學日本文化研究所共同研究員。皇學館大學神道研究所研究嘱託。
  • [主な業績]:
    • 単著
      • 『日本統治下の海外神社―朝鮮神宮・台湾神社と祭神』弘文堂、2004。
    • 共著
      • 『国士内田良平』(内田良平研究会編)展転社、2003。
      • 『戦死者をめぐる宗教・文化の研究』(大阪大学大学院文学研究科科学研究費成果報告書)、2003。
      • 『新しい追悼施設は必要か』(国際宗教研究所編)ぺりかん社、2004。
      • 『海外神社史』(小笠原省三著(昭和28)の復刻 解題担当、ゆまに書房、2004、ほか。
  • [お問合せ先]:鈴木正崇

◇第177回 木曜会のお知らせ

下記の通り木曜会を開催致しますので、万障お繰り合わせの上、御参集下さい。今回はドキュメンタリー映画「修験」の上映とミニ・シンポジウムを行ないます。三田哲学会との共催となります。

  • [日時]:2004年6月14日(月) 午後4時30分〜7時30分
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)第1校舎111番教室
  • [1:映画]:
    • 「修験」(2004年・115分)
    • ハイヴィジョン・ドキュメンタリー、北村皆雄監督作品
    • 製作・ヴィジュアルフォークロア
    • 協力・羽黒山荒澤寺正善院
  • [2:ミニシンポジウム映画]:
    • 北村皆雄(ヴィジュアルフォークロア代表)
    • 神田より子(敬和学園大学教授)
    • 鈴木正崇(慶應義塾大学教授)
  • [趣旨]:
    山岳信仰を核にして日本の各地に展開した修験道は、山を母の胎内や死後の世界と考え、自己を一旦死んだと観念して山中修行を行い、再び新たな生を宿して、この世に生まれ出るという擬死再生の行を行ってきた。修験道は明治の神仏分離によって急速に崩壊の一途をたどったが、専門の修験者を養成する羽黒山の秋の峰は、神仏習合の様相を色濃く持って現代でも維持され、日本文化の精髄を伝える。今回は修行の実態を克明に記録したドキュメンタリー映画を上映した後に、監督の北村氏と修験の研究者を交えて、修験道とは何か、日本文化の中での位置付け、現代へのメッセージ、映像記録のあり方などをめぐって、ミニ・シンポジウムを開催する。
  • [お問合せ先]:鈴木正崇
◇第176回 木曜会のお知らせ

木曜会を下記の通り開催致しますので、万障お繰り合わせの上、ご参集下さい。今回は三田哲学会との共催となります。

  • [日時]:2004年4月26日(月) 午後6時10分〜
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)大学院校舎4階・346番教室
  • [講師]:松尾 恒一(国立歴史民俗博物館助教授)
  • [題名]:「職能者の祭儀と呪法―奄美の大工を中心として―」
  • [講師略歴]:
    • 1963年東京生、國學院大學大学院博士後期課程修了、博士(文学)。
    • 和光大学非常勤講師、國學院大學助教授、國學院大學日本文化研究所助教授(兼担)を経て、国立歴史民俗博物館助教授。
  • [主な業績]:
    • 「物部村の職人と建築儀礼−大工法をめぐって」『民俗芸能研究』32号、2001年。
    • 「魔群・魔性の潜む山―高知県物部村、西山法・猟師の法をめぐる民俗世界―」『文学』第2巻6号、2001年11・12月。
    • 「死霊・祖霊をめぐるいざなぎ流御祈祷」(福田晃古希記念論集刊行委員会編『伝承文化の展望―日本の民俗・古典・芸能―』三弥井書店、2003年。
    • 「職能者の技術と呪術―高知県物部村、いざなぎ流御祈祷の周縁―」(北條勝貴、他編『環境と心性の文化史』下、勉誠出版、2003年。
    • 「木魂をめぐる祭儀と信仰―高知県物部村の場合―」『国立歴史民俗博物館研究報告』108集、2003年。
  • [お問合せ先]:鈴木正崇
◇第175回 木曜会のお知らせ

木曜会を下記の通り開催致しますので、万障お繰り合わせの上、ご参集下さい。今回は三田哲学会との共催となります。

  • [日時]:2003年12月8日(月) 午後6時〜
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)大学院校舎4階・344番教室
  • [講師]:池上良正氏(駒澤大学文学部教授)
  • [題名]:「煉獄と死者供養―『死者の救済史』によせて」
  • [講師略歴]:
    • 1949年、長野県生まれ。
    • 東北大学大学院博士課程満期退学。
    • 宮城学院女子大学・弘前大学・筑波大学などを経て現職。
    • 専門は宗教学(民俗・民衆宗教研究)。
  • [主な業績]:
    • 単著書
      • 『民間巫者信仰の研究』(未来社)。
      • 『死者の救済史』(角川選書)。
      • 『悪霊と聖霊の舞台』(どうぶつ社)。
      • 『津軽のカミサマ』(どうぶつ社)など。
    • 共訳書
      • 『オルタナティブ・メディスン』(新宿書房)
      • 『死の儀礼』(未来社)ほか。
  • [お問合せ先]:鈴木正崇
◇第174回 木曜会のお知らせ

木曜会を下記の通り開催致しますので、万障お繰り合わせの上、ご参集下さい。今回は三田哲学会との共催となります。

  • [日時]:2003年12月1日(月) 午後6時〜
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)大学院校舎4階・344番教室
  • [講師]:井桁 碧 氏(筑波女子大学教授)
  • [題名]:「<性>の通過儀礼」
  • [講師略歴]:
    • 東京大学大学院人文科学研究科博士課程満期退学。
    • 南山大学宗教文化研究所研究員、聖心女子大学、青山学院大学非常勤講師等を経て、1998年より現職。
    • 慶應義塾大学でも非常勤講師を務める。
  • [主な業績]:
    • 「性の位階」『宗教研究』63巻1号、1988。
    • 「主婦の祀る先祖」『現代宗教学4』東京大学出版会、1992。
    • 「忌避される女」『部落解放研究』90号、1993。
    • 「『女の役割』」『宗教史の中の女性史』青弓社、1993。
    • 「『血』の境界」『列島の文化史』9号、日本エディタースクール出版部、1994。
    • 「仮構する性の<主体>」『女性と宗教の近代史』三一書房、1996。
    • 「<ケガレ>と差別」『部落解放』435号、1998。
    • 「大母神の息子たち」『女神』平凡社、1998。
    • 「人間の<境界>」『江戸の思想』9号、ぺりかん社。
    • 「民俗宗教研究と<ジェンダー>という方法」『民俗宗教を学ぶ人のために』世界思想社、1999。
    • 「『日本』論という思想」『フェミニズム的転回』白澤社、2001。
    • 「<帝国>とフェミニズム」『<歴史認識>論争』作品社、2002。
    • 「<分類>する共同体」『明日を拓く』2003、など。
  • [お問合せ先]:鈴木正崇
◇第173回 木曜会のお知らせ

しばらくお休みしておりました木曜会を再開致します。下記の通り開催致しますので、万障お繰り合わせの上、ご出席頂ければ幸いです。今回は三田哲学会との共催となります。

  • [日時]:2003年9月29日(月) 午後6時〜
  • [場所]:慶應義塾大学(三田)大学院校舎8階地域研究センター第一共同研究室
  • [講師]:斎藤 英喜氏(仏教大学助教授)
  • [題名]:「呪詛返し」儀礼の系譜といざなぎ流
  • [講師略歴]:
    • 1955年、東京都生まれ。
    • 法政大学文学部卒業。日本大学大学院博士課程修了。
    • 椙山女学園大学短期大学部助教授を経て、2000年より現職。
    • 専攻は神話・伝承学研究。
  • [主な業績]:
    • 『いざなぎ流 祭文と儀礼』(法蔵館)
    • 『いざなぎ流 式王子』(新紀元社)
    • 『アマテラスの深みへ』(新曜社)
    • 『アマテラス神話の変身譜』(編著、森話社)
    • 『いざなぎ流祭文帳』(共編著、高知県立歴史民俗資料館)
    • 『シャーマニズムの文化学』(共著、森話社)
    • 『<安倍晴明>の文化学』(共編著、新紀元社)
    • 呪術の知とテクネー』(編著、森話社)など。
  • [お問合せ先]:鈴木正崇

 

 

SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送